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冬、オリオン座が見える
冬、寒くなるとオリオン座が見える。
分かりやすい星座で、三ツ星の宝石をはめ込んだ臼のようである。
由来はギリシャ神話のオリオン
ポセイドンの子で凄腕猟師だったが「俺に倒せぬ獲物はいない」と奢ってしまったがために、サソリに毒針で一撃されサソリとともに星座になったそうだ。
臼の外枠を見る。
左上に見える赤い星はベテルギウス
右下の青い星はリゲルという。
そして三ツ星の端にある星はアルニタク(オリオン座ζ星)という。
なんと太陽の33倍の大きさの青色の巨星らしい。
そもそも太陽は地球の109倍。
その太陽の33倍というから恐るべき巨大さだ。
もっと言えば、オリオン座の右肩にあるベテルギウスは赤色超巨星という巨大な星で、大きさは太陽のなんと1000倍…
太陽のある位置にベテルギウスを持ってくると木星を飲み込むほどだそう…
天体の魅力は、その人知及ばぬ壮大さにあるのかもしれない。
何気なく見上げる星座だが、ふと調べてみると驚異の天体世界に触れることができる。
SF好きを公言しながら天体には無知だった。
こうして星座や天体に触れ、いつものオリオン座を見上げるのもいいものである。