お盆怪談「送り火」創作裏話
こんにちは皆様
しばし漫画更新の妨げになるかと自粛していました駄文雑文を綴る「つぶやき投稿」ですが…
また再開しようと思います(笑)
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さて、お盆怪談として開陳した「送り火」ですが…
もともとの発想は「お盆」の死者帰りにちなみ、シリアルキラーが敷地内の古井戸に犠牲者を捨てていて…犠牲者たちが復讐に来る
というストーリーでした。
犯人の家では、窓から犯人が井戸を見下ろし、井戸から這い上がる犠牲者たちが列をなして憎き犯人の家に赴く…
結末は犯人が井戸に引きずり込まれ、「死者帰り」つまり殺されるという…
そのように考えてました。
ですが…
ちょっと県内の城下町を小旅行したのもあって「ああ‥日本家屋いいなあ」とインスピレーションを受けました。
そして、同時期に読了したキング先生の「ゴールデンボーイ」に衝撃を受け…
表向きは恵まれた男主人公…実は…という設定を参考にさせて頂いたのです。
「ゴールデンボーイ」面白かったですよ…
ナイスガイのアメリカ少年が、持ち前の頭の良さから…近所のドイツ系老人が実はナチスの残党ではないかと看破するのです。
そして、その老人を半ば脅して当時の出来事を語らせ…好奇心を満たしていく…というストーリーです
「怖いもの見たさ」が加速度的にどんどん沼にハマっていき…いずれは…
いや、おススメですね。
同書収録の「刑務所のリタ・ヘイワ―ス」は映画「ショーシャンクの空に」原作としてご存じのとおりです。これも面白かった。
個人的には、アンディが屋根の修繕をしていたときに、看守たちをやりこめてビールを飲ませてもらうシーンが好きですね。
拙作「送り火」で出て来た「ブロンドの黒船」こと、留学生のリタ・マンスフィールドさんも…名前を参考させて頂きました。
「ブロンドの黒船」…というのも、最初はディーン・クーンツ先生の「ストレンジャーズ」から、ブロンドのユダヤ人医師ジンジャー・ワイスを描写するシーンから発想しました。『「ブロンドの爆弾」というほどグラマーではない』というような書き方でしたが。
ですから黒船襲来にかけて「ブロンドの黒船」ですね(笑)
はい…つらつらと書き記しましたが、拙作のようなものでも由来や裏話はあるものです。
楽しんで頂ければ幸いです(^^)
何か気になることがあればお気軽にご質問ください(⌒∇⌒)
それでは・・・