【構文】肯定文で訳す too ... to 構文(Fair Warning / When love fails)
今回紹介するのはドイツのメロハー(メロディアス・ハード)ロックバンド Fair Warning の When love fails (1992)です。
湾岸戦争のニュースを聞いて作られた曲だそうですが、
そのメッセージは普遍的だと思います。
ところでこの too … to 構文が日本人にとって難しいのは、
肯定文なのに否定を意味しているからだと思います。
例えば日本語で「うますぎる」「おもしろすぎる」は、
「とてもうまい」「とてもおもしろい」という意味ですから、
「〜すぎる」が肯定か否定かは、文脈によるように思えます。
しかし英語では肯定的な意味の形容詞でさえ、
この構文を使うと否定的な意味になります。
It's too late to stop であれば、
「止めるには遅すぎる」「遅すぎて止められない」などと訳すように教えられるのではないでしょうか。
それではあまりにも too … to 構文すぎるように思えるので、
ひねりたくなってしまうのです。