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安心してください、履いてなくても【慣用句】laugh up one's sleeve (『時の車輪』)

They let him bring along the Redarms, all the while laughing up their sleeves at him while they— (p. 633)
あの女たちはマットにレッドアームズをつれて来させる一方で、見えないところでずっとほくそ笑んで─

Robert Jordan / A Crown of Swords  (1996)

大河ダークファンタジー『時の車輪』第7巻。年増の領主に見初められて困っているマット(世界の運命に影響を与える英雄の一人)を、仲間の女たちが面白がっているという状況である。

laugh up one's sleeve は「腹の中で笑う」「ほくそ笑む」の意。

文字通り「袖で顔を隠して笑う」というと、『光る君』で毎週見かけるせいもあるが、どうしても着物を着た日本人女性の姿を思い浮かべてしまう。西洋にも同じような仕草があるのだろうか。

laugh up one's sleeve で画像検索をしてみたが、手を顔にかざして笑っている画像がいくつが出てくるだけで、文字通りの意味ではないらしい。つまり、おそらく日本語では許されないと思うが、英語圏ではこの慣用句について、ドレスコードがないのだ。

すなわち、安心してください、Tシャツ姿でも、パンツ一丁でも、あるいは全裸であってもlaugh up one's sleeve と言ってしまっていいのである。たぶん。

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