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005 おはぎ

新聞の折込で、庄屋のチラシが入っていった。
おはぎを見つけて「美味しいおはぎが食べたいなあ」と呟いたら、「作ろうか」と。

小豆を火にかけて灰汁をとる。
水を替えて柔らかくなるまで煮る。
水を飛ばしてつぶす。
キザラを加えて練ってまた水分を飛ばす。
餅米を炊いてまるめて
あんこを被せてできたおはぎ。

祖母の手ほどき。
すぐにスーパーに行って買える時代。
ふわぁっとなったり、艶が出たりと、
色や形が変わっていく姿は美しい。
作る人だけの美味しさ。
私だけのおはぎ。

作るという選択肢がある人になりたい。
時間と気持ちに余裕を持つこと。
失敗を恐れないこと。

覚書(小15個)
餅米1.5合
水2カップ

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