讃えよ。
イライラしたり
怒りという感情を持つことが苦手だ。
というよりも
自分以外の対象に負の感情を与えること自体が
不毛を思っている。
だって
イライラしたり怒ったりっていう感情も
私の貴重な時間を消費するわけで
私の貴重な時間を使っていいのは
私と愛猫のみなわけで
ということは
家族やパートナーでさえ
私の時間を消費することは許されないのだ。
そう決まっているのだ。
私という世界の法律
原則原理
なので
満員電車が嫌いなのである。
「ちょっ・・・おっさん!肩にもたれかかんなよ!低反発枕じゃねえよ・・・」
「向かいのババア、めっちゃ目合う・・・言いたいことあるなら言えよ・・・」
「学生!マック食うな!臭い!臭い!臭い!!!」
と、満員電車に乗ると感情の運動会が始まるのである。
しかし冒頭でも話した通り
私は他者にイライラする感情を使い時間を無駄にすることを避けたい。
となると・・・できることは・・・
「現象のすり替え」なのである。
肩にもたれかかるおっさん
➡︎髪はないが脳が重いというアピールなのだろう。お前の自尊心を満たすために私はあえて肩を貸そうではないか。
目が合うババア
➡︎残念ながら、私のれない対象は異性である。ので、ババアの気持ちに応えることはできない・・・。すまない・・・。今できることはババアの視線をスルーすることのみである。
マックを食う学生
➡︎死ぬんだろう・・・今食わねば死ぬんだろう・・・。私にも経験がある。わかる。仕方ない。エア鼻栓をして我慢してやろう。だから食え。飢えを凌げ。
誰もが何かを抱えて生きている。
おっさんも(薄毛という耐え難い真実)
ババアも(愛されたいという願い)
学生も(飢え)
それでも一生懸命生きて、電車に乗っている。
讃えよう。
そんな君を。
そして祈ろう。
幸あれ。