自分を一番に愛している女と、自分を一番に愛してくれない女を愛する男
私と彼の関係性はすこし歪んでいるかもしれない。
というか、私の彼への想いがすこし普通とは異なる。
私は彼に、私とは別の女の子を作ることを制限していない。
というと、「本当は好きじゃないんじゃないの?」と言われることが多いが私は彼のことをちゃんと愛している。
じゃあなぜ?
他の女の子とご飯に行く、他の女の子とデートする、他の女の子と体を重ねる
そんな彼も含めて愛しているのだ。
彼のすること全てが愛おしいと感じているのだ、真剣に。
さらにいうと
そんな彼を選んだ自分がたまらなく愛おしいのである。
つまり、愛おしい自分が選んだ彼だから愛しているのである。
愛おしい自分が選んだ彼がすることだから許せるのである。(そもそも許す許さないの問題ではないが)
しかも、そんな自分を一番愛している私を彼は愛しているのだという。
笑える。
自分を一番に愛している女と
自分を一番に愛してくれない女を愛する男
お互いに幸せだからいいのだ。