見出し画像

The Prosperous Heart 5つの基本ツール

12週間のプログラムを実行するにあたり、お金や物質的豊かさだけではない、本当の豊かさの感覚を養うための5つの基本ツールがある。

モーニングページ

モーニングページは創造性の回復につながる主要なツールだ。それはまた豊かさを確かなものにするためのツールでもある。

毎朝手書きで3ページを思いつくままに文章を書くワークだ。(編注:日本語で書く場合は1ページが英語の3ページに相当すると思われる)

モーニングページは手書きで行う。コンピュータ(PC、スマホなど)で書くべきではない。モーニングページは朝一番に書くのが望ましく、他人に見せる必要性は一切ない。

8.5”×11”(21.6cm×30cm)サイズの罫線付きの紙で行うのが最適である。小さな日記帳は好ましくない。ページが小さいと自身の思考も小さくなりがちだ。そして、必ず3ページで終わりにする。

絶対に何かしら書く。書くことを思いつかない時は「何を書くか思いつかない」と書く。ただ書き続けるだけでよい。モーニングページに間違った書き方は無い。

カウンティング(収支記録)

お金の出入りを小さなメモ帳に記録する。お金の動きを明確にする。明確さは豊かさにつながる最高の果実だ。兄弟にお金を貸したことも、街角の売店で購入したガムも、記録に対象になる。仕事での臨時収入も、亡くなった家族からの相続も記録対象だ。

これは昔からあるツールだ。自分自身のお金の出入を記録しよう。

無借金生活

借金をしない生活。禁欲と呼んでいる。借金のある生活は水漏れするボートで航海しているようなものだ。無借金生活を実践すると水漏れを防ぎ、ボートが沈むのを止める。無借金生活は前借り、借入がなくなることを表す。

キャッシングやローンはもとより、クレジットカードはリボ払いだけでなく一括払いも含めて使用しない(編注:デビットカードなど決済した瞬間に引き落とされる仕組みを活用しよう)。借金があるうちは豊かさの心や繁栄を感じるのは難しい。

ウォーキング

このツールはカウンティング(お小遣い帳)やモーニングページとは異なり、知的な努力は不要である。ウォーキング、つまり散歩である。

少なくとも週に2回、最低20分間歩く。ウォーキングは、今この瞬間の自分に没頭する機会になる。それは贅沢な過ごし方であり、せわしない日常から自分を抜け出して、世界の慈悲を感じる時間になる。

タイムアウト

タイムアウトは毎日、朝と夜に1度、5分間を確保して静かに座って過ごすワークである。

この時間を使って意識的に感謝や祝福を感じるのも良いし、単純に休息時間にしても良い。タイムアウトは自分の内なるリソースとつながり合う時間になる。自分自身と共に静かに過ごすことで、自分の1日を再評価して、新たなスタートを切ることが出来る。

タイムアウトがアイデアの浮かぶきっかけになったり、良い導き手になることも証明されている。

意図的に行うタイムアウトは自己評価や自己承認を高める機会になる。祈りや瞑想がタイムアウトに成りうるかという質問は良くある。また、タイムアウトすることで自己批判的な考えが浮かび上がるのではという質問も良くある。私(ジュリア・キャメロン)の経験では「そうではない」。

タイムアウトは批判的でエゴ主体の声に触れるのではなく、自身のより深くより神聖な部分に到達し得るものである。

大切なのは、自分が今していることをストップさせて、自分の心の声に耳を傾けることである。



いいなと思ったら応援しよう!