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日本語要約 Finding Water 第2週 Uncovering a Sense of Reality

2.現実化の感覚を発見する

自分の内なる世界を探求していけばいく程、外側の世界により強くフォーカスしがちになる。障害があると思い込むと、実際にそれが現実となってやってくる。

今週の課題は地に足をつけた生き方を促し、長い目線で見られるようにしてくれるだろう。自分自身の内なるサポートと友人のサポートを求めるにつれて、貴方の創造性はより確かなものになっていくだろう。

自分に出来る小さな行動を探して行うと、言わば庭の水やりのようなことを行うと、より大きな行動が出来るのではと思えるようになる。本来持っている力の感覚が自分自身に戻ってくる。

2-1.Claustrophobia 篭ってると息が詰まる

アーティストの仕事の大部分は、どこかに行くという感覚にかかっており、4方向を壁に囲まれた空間に篭っている必要はない。

アーティストとして、より高次の力、インスピレーションの源、運気の動きを信じる必要がある。

もし私(ジュリア・キャメロン)の書いた文章が、自分の知ってる世界を超えた領域に導いてくれると信じられるならば、猛暑の日の暑苦しい室内の室温に耐えることが出来る。

作品自体に冒険心が充分あるならば、冒険心を求めてアウトドアに飛び込む必要はない。
→つまり反語的に解釈すると、創造性のためには物理的に外の世界に触れる必要がある、ということ。

アーティストはドラマが大好き。モーニングページや舞台表現でドラマを創作しないと、しばしば日常生活の中でドラマを作り出す。

モーニングページやイーゼル(絵を描く)を活用して良い一日を過ごそう。何かを創作しよう。

モーニングページを書いてみるだけでも、物事を奥行きをもって見渡せるようになる。

課題 生活の中の大切に思ってる事柄

ペンを手に取ろう。1から10の番号を振る。自分の周りに存在する事柄を思い浮かべ、その中から日々の生活にとって大切だと思えるものを挙げよう。

I cherish 〜(私は〜を大切にしている・大切に思ってる)の文章を10個書く。

例えば「住んでいるアパートから見える良い景色を大切にしている」「私は近隣にある素晴らしい散歩道を大切に思ってる」「寝室に差し込むたっぷりの日差しを大切にしている」

自分が大切に思ってる物として出てきた物に驚くかもしれない。「やるべき・こうあるべき」という発想で、大切に思うものを挙げる必要はない。もっと自分勝手になって良い。

2-2.Inhabiting the Present 現代を生きる

アートは教育機関で教えられるべきではない。誰かから聞いた話ではなく、自分で見た事柄がアーティストを作りだす。学校の授業はストレスになりかねない。
Oscar Wilde

ジュリアが過去の想い出に浸っているエピソード。昔は楽しかった。過去の楽しかったパーティなどの昔話に浸りつつも気付く。

いいえ!私は過去の想い出に浸ってる場合ではない。そんなことしても私には役に立たない。自分の意識を現代にはっきりフォーカスさせる必要がある。人として、アーティストとして、必要なことである。

アーティストとして上手く振る舞うには、現代の時間を愛する必要がある。「過去を忘れなさい」

課題 自分を他己紹介する

自分自身を好きになる良い方法の一つは、自分自身を魅力的なキャラクターとして見ることだ。自分自身を注意深く観察すると、自分という存在が実に興味深いと思えるようになるだろう。

この課題を行うと、自分自身の伝記を執筆出来るようになる。

ペンを手に取ろう。物書きするための時間を30分程確保しよう。3人称で自分自身について説明しよう。「私は56歳で、ニューヨークに住んでます」ではなく「彼女は56歳で、ニューヨークに住んでます」のように書く。

自分の人生や生活、そして周囲の環境について描写しよう。大好きなものと嫌いな物について。もっと欲しいと思ってる物について書いてみよう。自分を人生の主役にして、盛って説明してみよう。「彼女は街を見下ろす高層階の広々下住宅に住んでます。ある時11階のベランダに鷲が飛んできて巣作りをしました。」

2-3.Staying in Training トレーニングを続ける

アーティストとして、物事を進める時はとても小さな事柄を大切にするべきである。本を2ページ読み進めた、仕事の電話を2本こなした、など。こんな小さなこと意味ないよと思わず、それをするべきだ。日々はとても小さな進行で出来ている。

アーティストとして、自分のキャリア(進むべき道)について他人の言いなりになるのはラクかも知れない。しかし受け身の態度は絶望を招く。

自分自身のために積極的にやるべき事を探して行動するべきだ。

Artists are very much like athletes.
アーティストとアスリートは良く似ている。アーティストにも効果的なトレーニングの継続が必要である。

自分の才能を評価し、時間をかけて大切にし、しっかり活用しようと努めるべきだ。

課題 自分に出来る小さな行動

ペンを手に取ろう。1〜5の数字を書こう。そして自分に出来る小さな行動を5個書き出そう。どんなに小さな事柄でも良い。

例えば、フランス旅行したいなら「毎日1時間、語学のカセットテープ(原本の記述をそのまま翻訳)で勉強する」その他、「小さなフラン語の辞書を買う」「パリの観光ガイド本を入手する」ことも出来る。

このような小さな行動が大きな楽観的な感覚につながる可能性がある。書き出した事柄から、1つ選んで実行しよう。

2-4.Perfectionism 完璧主義を考える

楽観主義に生きる為に自問自答する。「私が次にするべき正しい事は何か?」

アートとは個人的な行為だ。アーティストは自分の為に創作する。
Tristan Tzara

創造性とは螺旋状の通路を登っていくようなものだ。同じような事をぐるぐる繰り返しているようだが、少しずつ高度が上がっていく。

ジュリア・キャメロンの事例。20冊の本を執筆してきた。自分のもつ完璧主義は無くなったと思いきや、分かりにくいように潜んでいた。それを「合格最低点を定める」と呼んでいる。

200ページ書き上げた原稿を処分した時。「十分ではない」と判断した。もっと忍耐強かったなら原稿を改善でしたかもしれない。もっと自分を赦していれば、この原稿は有望に思えたかもしれない。

しかし完璧主義は忍耐強くもなく、自己寛容もない。自己非難的で愛のないものだ。それは内なる検閲官が優位になり、発言権や決定権を支配することになる。

内なる検閲官や批判者には寛大さが欠けている。結果を出すのに焦る。現在の思考がどこに向かうかが見えてくるまで待ってはくれない。初心を忘れさせる。決めつけるようなセリフを好む。批判者は論理を好み、直感を恐れる。

批判者にとって、ゆったり過ごすことは異質だ。仕事は仕事だ、真剣にやれ。批判者は神経質だ。新しいことよりも既に知っていることを好む。

批判者はプロセスではなく最終結果で判断する。批判者は創造の喜びを良しとしない。批判者は物事の創造よりも、物事のダメ出しを好む。そして常にダメ出しする対象がなければならないとする。

ドロテア・ブランデ著”Becoming a Writer”より。創造的な衝動と批判的な衝動を慎重に区別するべき。

両者の衝動は全く別々に機能するように訓練出来る。批判家は傍に追いやる訓練をすると、まずは自由に創作が出来るようになり、さらに吟味しようと思える段階になった時に批判家を役に立てることが出来る。

創造性と批判性を別々に機能させるトレーニングとしてドロテア・ブランデ氏も早朝に物書きすることを挙げている(モーニング・ページと同様に)。

モーニング・ページを書き続けると、批判家を脇に置いておけるようになる。そして飼い慣らせるようになる。

批判家は私たちに自由が無くなり依存的になるのが好物だ。批判家が建設的な批判をすることは滅多にない。批判家は白黒つけたがる、白と黒の2つしかない考え方が好きだ。

完璧主義は練習と割り切って失敗して良い瞬間があることを信じていない。段々改善されていくことを信じていない。今は下手でもこれから上手くなっていくことを信じていない。

完璧主義は比較と競争が大好きだ。初心者の作品すらベテランの傑作と比較して判断する。

完璧主義は上手くいかなかった時に「よくやった」とか「よいチャレンジだった」とかは言わない。

完璧主義は深刻な問題だ。アーティストとして、その深刻な問題を警戒する必要がある。笑うことをできなくなると、創造することが出来なくなる。

完璧主義が舞台の中心に立ち、批判家が鞭を打ちまくると、アーティストとしての創造性は萎縮する。

完璧主義が大きくなればなるほど、創造性は小さくなる。完璧主義を小さくしよう。ちょとした笑い声はそれを小さくするのに繋がる。

課題 批判家を飼い慣らす

ペンを手に取ろう。自分の内なる検閲官や批判家に名前をつけて、どんな「人物」が描写してみよう。

どんな見た目ですか?どんな声ですか?その声は残酷ですか?いじめっ子のようですか?何と言ってますか?その声はどこからやってきたのでしょうか?それは両親や学生時代の先生かもしれません。

そして批判家を見た目をスケッチしてみよう。の批判家によく似た画像を雑誌の切り抜きから探そう。その切り抜きを漫画のキャラクターのように考えることで、批判家のパワーを下げることが出来る。

2-5.Taking Action 行動する

前に進みたいが、どうしていいのか良く分からない。自分自身がクリアになってない。クリアになってない時にイライラする。

前に進むための道が分からずにイライラする時はどうするか?クリエイティブな道筋を維持する秘訣は、楽観主義と前向きな行動を続けることだ。

どんなに小さな行動でも、次にするべき正しい事になる。自分自身で考えていると分からなくなる。そのような時には友人が助けになる。友人とブレインストーミングするのが重要になる。

友人はしばしば自分が詰まらなそうと避けてきたアイデアを持っているものである。

自分の門外漢の分野の人とか、自分が無意識に従ってる規則とは違う枠組みに居る人とか。自分が気付かなかったあらゆる情報をもたらしてくれる。

行動を起こせる人と起こせない人の違いは何か?楽観主義と絶望(どうせだめだと考える)の違いである。

課題 友達の助けを借りよう

友達の助けを借りよう。良いブレインストーミングを出来る友人は誰だろうか?ブレインストーミングは友人の意見を求めると同時に、自分自身の自己開示の練習になるだろう。

友人に連絡して、いつ会えるかスケジュールを設定しよう。夕食やコーヒータイムを一緒に行うのが良いだろう。予め自分が行った事やクリアになってない事などをメモしておくと良いだろう。

そして、友人のアイデアや意見も借りて、自分に出来る実行可能な行動をリストにしてみよう。

2-6.第2週チェックイン

1.今週はモーニングページを何日書きましたか?

2.今週はアーティストデートを行いましたか?

3.今週はウォーキングを行いましたか?

4.その他、自己発見に関して重要だと感じることはありましたか?

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