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The Prosperous Heart 第11週 Prosperity and Our Dreams 本文要約

11週 Prosperity and Our Dreams 豊かさと夢

今週は創造的な夢を探求します。お金が障害になることなく、自分の欲求を認めて突き進みたい衝動を受け入れていきます。

どんなに壮大なな夢だろうと、どんなに高額な費用がかかりそうなことだろうと、今の懐具合のまま今すぐ出来る行動があります。自分の創造性を探求していくことで、日々の生活に喜びが広がっていきます。

11-1.Our Money is a Map お金は地図

もしお金がなんの障害にもなってないなら、心からやりたいと思うことは何?

無意識のうちに自分の望んでることを脇に置いて他人のニーズを満たそうとするのをやめるべき。

何が自分に喜びをもたらす?自分が喜びに満たされている時、他の人たちもかつてない程に引き寄せられてくる。

今週の課題を通じて、多くの喜びが手に届く範囲にあると気付くだろう。

これまで単に自分に言い聞かせてきただけ。余裕が無いとか、自分はそれに値しないとか、自分には不適切だとか。

なぜ、お金がなんの障害でもないなら何をしたいか自問自答するべきなのか?

お金が何の障害でもないなら、問題は何もなくなるってこと?そしてもしお金が障害になってるなら、なぜ空想に浸るのか?

私たちはしばしば、夢を達成する余裕がないと言い訳してブロックするが、実はそれに向けて一歩を踏み出せるかも知れない。

Rich氏の事例。「もしお金の問題が無ければ、癌を治療出来るのに」。この彼の夢は何を示唆しているのか?

彼にはお金を費やす代わりに医療分野で奉仕する方法がある。病院でボランティア活動したり、癌治療資金を調達するための長距離歩行活動キャンペーンを行う方法がある。

Lindsay氏は世界中を旅したいと思っていた。「もしお金の問題がなければ、バルセロナで充分な時間滞在して、街を深く知ることが出来るのに。」「でもその滞在をするにはお金が高すぎる。だから行く価値は殆ど無い。」

彼女が本当に望んでいる物事は何かを詳しく観て、それを実現する方法の選択肢が無いか探求した。

「蓄積されたマイルのポイントを使えるかも知れない。」「私はニューヨークに住んでいる。ニューヨークが目的地の人だって居る。バルセロナ在住の誰かがニューヨークを探検したいと思ってるかも知れない。」

半年後、Lindsayは家を1ヶ月交換し合う活動(house swap)を利用してバルセロナに滞在した。その交換相手と親友になった。「年に1度は実施すると思う。」Lindsayは興奮して呟く。

やりたい事をやる秘訣は、自分の心からやりたい事や欲望に注目することだ。つまり持ってない物や、持てない理由ではなく、欲しいものにフォーカスすることだ。

少しの創造性で、一見すると手が届きそうにない事でも、近づこうとするのは多いに可能なことだ。

スモールステップ。夢の方向に小さな一歩を踏み出す時、その夢はより鮮やかで心のこもったものになる。

ゲーテが言ったように「自分に出来ると思うことは何でも、あるいは自分に出来ると信じていることは何でも始めなさい。行動には魔法と恵みと力がある。」

経済的不安に取り憑かれている時、夢にフォーカスすることや夢を明確にすることを欠いている。

借金生活を止めることにより、豊かさ(abundance 物質的なニュアンスのある豊かさ)を獲得出来るようになる。

→リボやキャッシングやローンは返済金だけでなく利子が発生する。毎月自分の財布に「知らないおじさん」の手が入ってきて問答無用で一万円札を抜き取られるようなものだ。豊かさと正反対の気持ちになる。

お金の問題に目を向けて、神のサポートを願い、それを受け取れるようになると、そのサポートが得られるようになる。

負債を作るのをやめると、豊かさを受け取れるようになる。盤石になっていくにつれて、思いがけない所からお金を支援されるようになる。

この時期になれば、自分の浪費パターンが見えてきているだろう。カウンティング(お小遣い帳)により。改めて自分の浪費パターンを見直してみよう。

何に気付くだろう?

レストランのウェイターであるCalvin氏の事例。カウンティングにより、思った以上に衣服にお金を使ってることが判明した。そして映画に行く余裕がないと思ってる自分に気付いた。「映画のチケットより高い靴下を買っている。自分が何を考えているのか分からないけど、決して自分を映画に行けるようにはしない。」

彼の財政状況はもはや不可解な点が無くなった。創造力を働かせて自分を深く掘り下げた。子供の頃、学校の演劇で主役についたことを思い出した。

「演技が大好きだった。」しかし実業家の父は、安定した給料の仕事につくべきという価値観を押しつけてきた。ビジネススクールに入学した彼は、随分前に演技の夢を無かったことにしていた。

彼が映画に行かないのは、10ドルのチケット代が惜しいからではなく、本当は自分がやりたかった演技や俳優になる夢と直面するのが苦痛だったから。

まだ死にきったわけではない夢の欠片に気付き、Calvinはビジネススクールに通いながら、再び演技について探求すると決めた。

「夜に実施するオーディションなら受けに行ける。」「演技履歴とか顔写真とかを送付することは出来る。演技の夢とビジネススクールどちらかに絞る必要は無い。学校に通いながらも、劇場に足を運ぶことが出来る。」

「もう高価な靴下を買わなくていい。何があっても週に1度は自分のために映画を観に行く。」

自分の夢を追い求めることは、経済的に無責任な行動ではない。お金が自分の夢を自由にするのではない。自分自身の行動がそうするのである。

11-2.The Next Right Thing 次にやるべきこと

次にやるべきことさ1つ。私たちは常に神の意志に従っている(神=創造性)。そうしている時に豊かさの心で満たされる。

次にやるべきことは、大抵は何か小さなことだ。書きかけの文章(段落)を終わらせること、電話の折り返し、洗濯、など。

そのやるべきことは多くは魅力的ではない。むしろ逆だ。世俗的で、決まって雑用だ。だけど満足感を得られることだ。

やるべきなのに、やらない理由考えたり言い訳したり先延ばししたり。それが罪悪感をつくり、悩ませる。

次にやるべき事をするには勇気づけが必要だ。謙虚に次の一歩を踏み出すとき、そのやるべきことをするのは眠りにつくくらい簡単になる。

Pam氏の事例。学生時代、酔ったクラスメートの振る舞いに恐怖感を抱き、パーティの様な場面を避けるようになった。ノンアルコールで友人と過ごすか、一人で過ごすことを好んだ。専攻はクリエイティブ・ライティングで、いつの日か出版を夢見ていた。

担当教授はホームパーティを開催する人だった。パーティをきっかけに卒業後に社会に出て行く時に重要になる人脈が出来ることもあった。しかしアルコールありのパーティ。Pamはパーティを避けていた。

Pamはこれが出世に繋がる道になってると信じられず、教授の誘いを断った。

ある金曜日の夜、クラスメートがパーティに出かけている時、Pamは短編小説を執筆していた。自分は行動が欠けているのではと思ったが、自分の書いているものに満足していた。

大学の終わる時期、相変わらずパーティを避け続けていた。そして書き上げた作品をまとめて教授の元へ持っていった。しかし教授は何も出来ないと言った。

Pamは打ちひしがれた。それでも書き続けた。ある日、書店で働いていた彼女は、3冊カウンターに持ってきた女性客を接客した。その3冊は彼女のお気に入りのタイトル。タイトルに驚いた彼女は、女性客と素晴らしい時間を過ごすかのような会話をした。

「普段何(仕事)をしてるのですか?」
「私は文学作品のエージェントです。貴方は?」

Pamは自分が作家であると答えた。エージェントは作品がないか尋ねた。Pamは短編小説集を手渡した。1年後、Pamの著書が発売された。

「あの時短編小説を執筆していたのを誇らしく思う。」

「もしゲームすることに集中していたら(飲酒を伴うパーティのこと?)、今もそうしているだけかも知れないし、手渡せる作品も無かったかも知れない。」

「そのエージェントに出会うことは、私のキャリアにとって夢が叶ったことを意味するが、エージェントは私の親友の一人になった。」

「間違った社会にたむろして上手くやっていこうとせず、次にやるべき事として自分が正しいと思うことを自らやっていったことを、誇らしく思う。」

神の意志と同調して行動すると、豊富さや満たされた豊かさを感じるようになる。私たちは必要なものを持っていると気付く。

霊的な力を無限に蓄えている。孤独ではない。

11-3.Never Too Late 遅すぎるということはない


人はお金について大いに考え続けることで繁栄するかも知れないが、本当の豊かさの意識に付随する満足感は得られない。

50代でアーティストウェイを始めたJennaさんの事例。写真家で家族のポートレイトを撮影し、地元の高校で非常勤で写真のクラスを持っていたが、自分の作品を他人に見せることは殆ど無かった。

Jennaはカウンティングをやってみた時、自宅の地下に写真スタジオを造るのに充分に持ってると気付いた。

次男が大学に進学して、突然時間と自由を手にした時に、自分が何をしたいか自問自答した。

馬を撮影したかったが、どうすれば撮影できるか分からなかった。取り敢えずユタ州に1週間程旅行してみた。牧場主と知り合いになり、5年間に渡り訪問を繰り返して作品を撮るようになった。ついに写真集を出版。

「クレイジーなアイデアに従っただけ」

豊かさの心は年齢が夢の障害になるた看做してない。創造力を発揮する瞬間に時間を超越している。

豊かさの心とは、冒険するのに充分な若さと、冒険を賢明に判断出来る成熟した年齢の両方を表す。

豊かさの心は柔軟だ。未来への想いは変化を促す。豊かさの心は、全てが最善を尽くすと信じている。

11-4.Tiger Lily’s Elk Bone 小さな物、大きな喜び

タイガーリリーと名付けられたペットの犬のエピソード。

犬に与える骨としてヘラジカの骨がある(米国ならではだね)。

タイガーリリーを観察してみると、小さな骨をとても喜んでいた。このことから何を学べるだろう?

豊かさの心は、それ自体は小さな喜び事な事もある。月光に照らされた骨と共に過ごすタイガーリリーが語りかける。

「私はこれが好き。これが私を楽しくする。私は充分満たされている。」

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