わたしたちは1秒前にすら戻れない
挨拶の前に。
この文章は、夢のないわたしが、中学時代・高校時代どのような気持ちで学校に通い、勉強をし、大阪大学に合格したのか、
勉強法というよりも、自分の経験をありのまま書いたものです。
高校受験・大学受験を数年後に控えている方たちが、これを読んで、自らのモチベーションアップにつながることを願います。
こんにちは、こんばんは、初めまして。
株式会社EXJOYのインターン生、さっしーと申します。現在大学3年生で、就職活動中です。
新型コロナウイルスの影響で、就活生は例年より早く行動をしなければならないと言われています。
そんな中、わたしはというと、授業の課題やら何やらで言い訳をしてだらだらと過ごし、あっという間に11月になりました。
毎日、オンライン授業を受けて、課題を少しやって、漫画を読んで、眠くなって寝て。起きて「昨日はだらだらしすぎた」と後悔して。次の日懲りずにだらだらして、後悔して。
こんな怠け者のわたしですが、現在大阪大学に通っています。高校生のときは怠け者ではありませんでした。
というよりは、今のわたしが本質で、きっとそれを抑えることができていたのです。
今からわたしの中学・高校時代の話をします。
1.中学時代 「学校嫌い」を乗り越える
目立ちたがりだったわたしは、中学校にあがると、進んで学級委員長になります。
運動系の部活にも入って中学校生活もこれからというときに、クラスメートから嫌がらせを受けるようになります。
嫌がらせといっても一部の人間からで、部活内に友だちがいましたし、内容も我慢できる程度だったため、
2年生でクラスも離れるだろうと1年生の間は学校へ行き、学級委員長として成績も維持していました。
2年生。一部がわたしに嫌がらせをしていることは先生にも相談していましたが、再び同じクラスになりました。
正直、相談をすることで解決するとは思っておらず、
進級でクラスを変えてくれるくらいの処置はされるだろうと思っていたので、とても残念に思いました。
クラスを変えて欲しいと言わなかったのはわたしなので、勝手に先生に不満を持ってしまうのは間違っていると思えど、
先生を、学校を、勉強を嫌になったのはそれからです。
授業をまともに聞かず、家でゲームばかりし、テスト前ですら勉強しない、今までと真逆の学生になりました。
当然成績は落ち、8割9割取れていたテストの点数が、5割まで下がってしまいます。
当時、わたしには不登校になるという選択肢がありましたが、
加害者に自分の人生を崩されたく無いという思いで学校に通っていました。
「さっしーって、大したことないね」
わたしのテストの成績を知った部員の一人にそう言われたとき、わたしの中で何かが変わりました。
心の拠り所となっていたオンラインゲームを封印し、学校から帰るとひたすら勉強をしました。
あまり勉強をしていなかった時期が短かったこともあり、成績はすぐに回復しました。
3年生。嫌がらせをしていた彼とは別のクラスになり、学校にも楽しく通うことができました。
受験勉強も順調で、一度志望校にB判定を出したとき、先生に「お前が受からなかったら誰も受からない」と言われるまでになりました。
志望校というのは、市内に一つしかない進学校で、試験を受けるよりも確実だと、推薦で入学しました。
学校に我慢して通うのは、賛否両論ありますが、わたしは進学校に進み、結果大学に進学できたので、良かったと思います。
2.高校時代 夢が無くても今やるべきことをやる
成績の比較的よい学生のうち、最上位の何割かは他市の進学校に、他はわたしの入学した市内の進学校に入りました。
つまりわたしの高校は、そこまで偏差値の高い学校ではありません。
高校でわたしは、成績が比較的優秀なクラスに振り分けられますが、その中では真ん中くらいの順位でした。
上位のクラスメートが個別に課題などをもらっているのを見て、それが少し悔しかったのを覚えています。
先生たちが期待しているこの人たちよりも成績を上げたいと思っていたので、
中学時代に成功した勉強スタイルをそのまま実践しました。
これは授業をしっかり聞き、メモを取り、帰って課題をこなし、テスト前は計画を立てて勉強し、よく眠るという、
言ってみれば普通の勉強スタイルでしたが、
高校に入学して勉強時間が減っているクラスメートよりも成績は上がっていきました。
特別なことと言えば、昼休みなどの休み時間・隙間時間を利用して勉強をしたり、英語の単語カードをつくって、歯磨き中や集会の待ち時間に見ていたことでしょうか。
また、席替えで前の方の席に座るというのも、授業をしっかり聞くために毎回行っていたことです。
今のわたしからみると頑張ってると思いますが、当時自分が頑張っているという意識は全くありませんでした。
スマートフォンを触っても「これ以上は」と自分で自分を制御できていたというのは、今でも信じられません。
2年生になり文系と理系にわかれると、定期テストで毎回クラス1位をとるようになりましたが、
「皆が本気を出してないだけ」と勉強を怠けることはありませんでした。
当時の私に将来の夢はなく、ただひたすらに勉強をし、知識を増やすこと、成績を上げることだけを考えていました。
わたしにはスポーツの才能も芸術の才能もありませんでしたが、勉強だけは他の人よりも少しできることを知っていたからです。
また、勉強をしないと、人生がだめな方向に向かうと思っていたからです。
やりたいことが見つかったときに、大学を自由に選べるようにするために、勉強をしていました。
地元の国立大学に入るために入った進学校でしたが、途中から自分の成績が旧七帝国大学に入学できるくらいのものだと分かり、
やりたいことも特に無かったので、とりあえず上位の大学を目指そうと考えました。
「目指したい夢を見つけて、大学を選ぶとモチベーションアップ!」
確かに、夢があるともっと楽しく受験勉強ができたかもしれませんが、
わたしの体験上は、夢がなくても勉強はできる→上位の有名大学に入れるということです。
夢がないから勉強やる気が出ないというのは、わたしからすると「やるべきことから逃げているだけ」です。
わたしのように、やりたいこと無いけど好きな大学行きたいから、とりあえず勉強しとこうくらいの気持ちで大丈夫です。
夢がないなら、できることを増やすべきです。これは勉強に限る話ではありませんが、
他にないならスマートフォンを触るより、勉強をしたほうがいいのではないかということです。
有名大学に入る利点を少し話しましょう。
学生のモチベーションという点では、正直、他の公立大学とそう変わらないと思います。
卒業単位のためではなく、好きで勉強をしている人は1/3にも満たないでしょう。
数は少ないとはいえ、好きで勉強している人のレベルはかなり高いはずです。
このような人たちと学ぶ機会があるのは利点の一つです。
二つ目は、就職活動が有利に進むというよりは、自分の話を社会人に聞いてもらえること、有名大学限定のイベントがあることなど、
他の大学と比べて機会があることです。
もちろん機会があっても、これをつかもうとしなければ意味がありません。
有名大学に入ることに利点はありますが、「やりたいことができる大学」よりも優先すべきではないと思います。
わたしは大阪大学に入るため、少し興味のあった教育学部に行くことは諦めましたが、これはいま後悔していることです。
大学での勉強は受験勉強と違って、将来自分の役に立つと思わなければ、全くやる気が出ません。
この点はよく気をつけて欲しいです。
わたしが大阪大学を目指そうと思ったのは、自分がどこまでいけるか試したかったのが大きな理由です。
実は東京大学や京都大学に行こうと思っていた時期がありました。
センター試験の模試の点数がなかなかのびず、最終的に大阪大学を志望することになりました。
わたしは高校時代、点数を最後までのばし、高レベルの大学へ進学するという挑戦をしていました。
挑戦しているときは不安で、精神的に辛い時間が長く、苦しかったのですが、
それに耐えて、成功を収めたときの喜びや達成感は、生涯忘れることはないだろうと思います。
そして、挑戦をした経験があることで、今後自分の前に壁ができたときに、それを乗り越えるための自信につながります。
高校時代、周りからの誘惑を断ち切り、青春の全てを勉強にそそぎ、自分を限界まで伸ばすという挑戦をして良かったと心から思います。
3.まとめ
嫌がらせを受けても学校に通った中学時代、
夢がなくても勉強し続けた高校時代、
共通するのは歩みをとめなかったという点です。
「わたしたちは1秒前にすら戻れない」
時間はただでさえ有限であるのに、絶え間なく流れて戻ることはできません。
流れの中で、何をつかむか。
挑戦していて時間が足りない人。
挑戦せずに時間を持て余している人。
二つを経験しました。前者は高校時代、後者は現在です。それぞれにメッセージを残します。
# 挑戦している君へ(高校時代のわたしへ)
1日でできることに限りがある。
夜うとうとするとき、朝起きたとき、できなかったことに目を向け、後悔するかもしれません。
しかし、1日で得たものが一つでも、それは大きな進歩です。
わたしは時間をかけて何度も紙に書いて覚えた難しい英語の熟語が、試験にキーワードとして出たときの喜びを知っています。
なんとなく世界史の資料集を開いて目に止まった写真が、選択問題として試験に出たときの「あの時見ててよかった」という感情を知っています。
無駄なことはありません。前日の自分が何かを得られたことを信じて、今日は前を見て進むべきです。
それで失敗をしても、「人生いつだってこれから」(所ジョージさん)です。
# 挑戦していない君へ(今のわたしへ)
どんな1日を過ごそうと、生きている限り夜が来て、朝が来ます。
時間を巻き戻したいと思っても、わたしたちは1秒前にすら戻ることができません。
だからこそ、1秒の積み上げが大事。
人生は1秒という刹那の繰り返しだと言ったのは誰でしょうか、よく覚えています。
わたしたちには過去も未来もなく、今があるという言葉です。
過去を後悔しても変えられない、未来はどうなるのかわからない。
だからこそ、今を全力で生きる。
今できることをやる。
やりたいことがないなら、何でもやる。
最後に。
あなたはいま、何をしていますか?
わたしはEXJOYという会社でインターンシップを始めました。
この会社のミッションは、「世界をEXJOYさせる」こと。
EXJOYとは、ENJOYと、EXCITINGと、ENTERTAINMENTをかけあわせたものです。
夢を見つけ、楽しい、わくわくを創り出す場所。
わたしもここで、まずはわたしの夢を見つける。
そうして夢ができたら、その過程をnoteに書こう。きっとそれを読んだ誰かが、夢を見つけるきっかけになるはず。
想像するだけでわくわくしてきました。
挑戦していない自分から、挑戦している自分へ。
わたしは変わります。
小さなことから、少しずつ。
人生を楽しいものにするために。
あなたも変われます。
もしあなたが、このままではだめだと思っているなら、
今この瞬間から変わりましょう。
きっとEXJOYな未来が待っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社EXJOY インターン生 さっしー
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