日記 2月12日(土)
昨日寝た時間 :25時半
今日起きた時間 :7時45分
昨日の夜、妻がポケモンユナイトをやろうとしてもニンテンドースイッチがネットに繋がらず、何が原因なのか分からぬまま、
ルーターを再設定したりしていたら25時までかかった。結果、モデムまで再起動させて何とか直ったのだけど、理由はなんだったのか。直る前、スイッチにはネットがつながらなかったのだけど、スマートフォンにはネットが繋がる状況だった。
その修理をしている間、妻から「父ちゃん(=僕のこと)が死んだら私はどうすればいいのだろうか」と言われる。でも僕のイメージでは、妻の方が僕よりもかつてはネットに詳しかったし、事務手続きの類も僕なんかよりも全然うまいし、対人折衝能力はとても高いので、「いや、全然問題ないでしょ」と言いそうになったけど、まあそういうことではないのだろうと前向きに受け止め、何も言わなかった。交際開始から数えれば20年近く一緒にいるので、一対の関係なのだろうな、と思う。
朝起きて、今日は長女を歯の定期健診に連れていく。長女は咬合なので、それを直すマウスピースを付けていて、その定期健診が2か月に一度ある。長女が歯医者に見てもらっている間、長女のそばで、「サラ金の歴史」を読む。
まだ途中までしか読んでいないと、今日読んでいた箇所では、なぜサラリーマンをターゲットにした金融が隆盛したかが書かれていて、「アクティブに、情意考課によってよりよく人事評価されるようなサラリーマンは、付き合いも多く、部下への驕る機会も多いため、金策が必要だから」という様な趣旨が書かれていて、なるほど、と思う。僕なんかは、結構特殊な職場で歪な人員構成なので、自分より下の人が今まで殆ど入ってこないので、後輩におごるなんてことは殆どない。もし仮に、後輩におごらないといけない時がやってきたら、僕の口座は心もとないものになるだろう。小遣いは月2.5~3万円位しかないなかで、どうやってやりくりすりゃいいのよ、とか思っていた。
歯を検診されている長女の手を見ると、両手しもやけで、大きなミミズみたいな手をしていた。しもやけができていることは知っていたが、ここまでひどくなっていることは知らなかったため、しきりに反省する。
一方で、僕が思ったのは、共働き世帯の場合、皮膚科とか耳鼻科とか、そういう子供の日常的な通院にどの様に対応するのだろうか、ということだった。僕の家は妻はパート勤務で15時過ぎには家に帰ってくるので、それから病院に連れていくことは可能だけれども、両親ともにフルタイムの場合、その様なちょっとした医者に連れていくのはどの様にするのだろう。全て土日にするのか、半休とるのか、時間単位年休を取るのか。
やっぱり子育てのことを思うと、どうしても両親がフルタイムの場合のことは申し訳ないけど想像しきれない。昔から思っていることは、少子化対策には家から近場の近くで働き、且つ両親どちらかの実家が近くにあることが最低条件だということだ。
長女の歯医者から帰宅し、家の掃除をしたりしたのちに、ガチャガチャが沢山あるところに長女が行きたい、というので、そこに行くとファミリーや大人たちがさまざまなクレーンゲームに群がっていた。恐らく100個くらいガチャガチャがあって、子供たち3人はクレーンゲームを見たり、ガチャガチャを見たりして、楽しんでいた。長女は自分のお小遣いで当初からガチャガチャをやる気でいて、ただ長男と二女はお金がないけど当然何かやる気満々になっていたので、仕方なく一人ずつ300円を渡し、好きにやっていいよというと、長女と長男はどのガチャガチャをやろうか吟味し始めたのに対して、二女はいきなり、やおらクレーンゲームに立て続けに200円つぎ込み、速攻でお金が溶けていく。手元に何も残らない(可能性が高い)クレーンゲームよりもガチャガチャをやろうよ、と言っても聞かず、最後の100円もクレーンゲームにつぎ込み、適当なクレーンさばきで商品にかすりもしないままにクレーンが下りて、上がっていってしまった。
長女は呪術廻戦とやらのガチャガチャを自分のお金も加えて2回、長男はポケモンのガチャガチャをやり、二人ともお気に入りのものが取れたようでテンションが上がっている。一方で手元に何もない二女はその2人の様子を見て愚図り、「もう一回やらして!」「プリキュアのガチャガチャが欲しい!」と案の定、愚図り始める。ここでもう一回やらせてあげた方が、ギャーギャー喚かれるよりも楽なんだけれども、それをしたらギャーギャーすれば何とかなっちゃうと思い込んでしまうだろうから、めんどくさいけど、何とか宥め、戒めた。
その後公園で1時間位遊ぶ。コロナにかかったりとか、寒かったりしていて、公園のアスレチックで遊ぶことも少なくたっていたせいか、子供たちは前できたものが恐怖心でできなくなっていたり、雲梯のスピードが落ちたりと、体力の低下や動作を見通す力が落ちている気がした。
こういう低下が、この2年間でどれほどに起きてきたのだろうか。
公園で遊んだのち、マクドナルドでハッピーセットを買いに行く。今週、またムーミンセットが新しくなるためだ。先週はハッピーセットを4つ買ったのだけれども、今週は長女がハッピーセットでは腹が満たされないから、とLLのベーコンレタスバーガーセットを選択したので、ハッピーセットは3つ買うにとどめた。ただ結果はなぜか3つとも違う種類のおもちゃが出て、思わず家族みんなで咆哮する。
今日はゼロックスカップで、僕が応援する浦和レッズがフロンターレに勝った。LINEのレッズニュースで、西野TDのインタビューが載っていて、印象的だったのが「レッズではドンマイ、というのが多いと外国人選手から指摘された」というものだった。ドンマイ、ですませるのではなく、そこにもっとこだわるべき、ということだった。僕はそれを読んで、そうか、だから槙野とか宇賀神は契約されなかったのかな、と少し納得いってしまった。なんとなく、「ドンマイ」と精神的な形で乗り越えようとする選手たちがチームを去っていった気がしたからだ。
長男をスイミングに連れていくまでの前半部しか見られなかったけれども、不遜というか、無骨というのか、今年のレッズは「ドンマイ」というよりも細部に拘る姿勢みたいなものがとても見られた気がした。今年は楽しみだ、と強く思った。
長男が泳いでいる間、軽くジョギング。今日はclairoを聴きながら走る。clairoは久々にCDを買ったアーティスト。良い音楽や良い小説は、まるで自分のためだけに存在していると思うものだけれども、これもそうだ。
長男とプールから帰ってきて、僕は図書館に本を返しに行く。買おうか迷っている本の幾つかが図書館で取り扱いがあることが分かり(殆どが貸し出し中だった)、検索画面の前でテンションが上がる。今日は買おうか迷っている「吉野朔美は本が大好き」と、入荷本コーナーにあった「相模原裁判傍聴記」を借りてくる。
夕方、妻と子供3人がケーキを作っている間、僕はワイシャツにアイロンをかけていた。clairoを掛けながらアイロンをかけていた。部屋には子供たちと妻の笑い声が響いていた。なんやかんやで僕は恵まれているのだと改めて思った。