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父親になるメリット~ 仕事に与える影響⑤休むようになる
子どもが生まれると、必然的に休むことが増えます。
子どもや妻の体調が優れないときには、仕事を休んだり急遽早退したりすることも頻繁におきます。それ以外にも、幼稚園や学校の行事は平日に行われることも多く、休まないことには参加できないことがたくさんあります。
子どもが生まれる前は、年給(年次有給休暇)を使うことなど、正直もっての外というか、罪悪感を感じていました。定時で職場を出ることにも、後ろめたさを感じていました。
しかし、子どもができると、そんなことは言ってはいられなくなります。家事や育児が殆どできなくても、家庭のなかでは僕も貴重な大人であり、妻が何かあったときや、子どもが体調を壊して、妻の都合がどうしてもつかないときには、いの一番に対応します(とはいいながら、僕の場合は妻の実家が近いので、義母に頼りっきりの場面が多いのですが・・)。入学式や入園式、卒業式や卒園式、授業参観や公開授業などもできれば参加したいので、そうなると仕事を休むことになります。
これはあくまで僕の場合かもしれませんが、子どもが生まれると休むことに後ろめたさがなくなりました。体調不良など、突発的に起きてしまうことは仕方ないですが、入学式や入園式といった行事はあらかじめスケジュールを前もって知っておくことができるため、事前から仕事の調整も可能となります。会議や出張と日程が重複してしまいそうなときには、早い段階から上司に相談して段取りを組んだり、資料作成のスケジュールも早めから動くようになります。要するに、休むことでスケジュール管理ができるようになったのに加えて「いっか、休んじゃえば。休んじゃおう。」という気持ちに変化しました。子どもが学校や幼稚園に行っているときに、本の少しの時間ではありますが(子どもたちは午後には家に帰ってくるので)、仕事を休んで妻と二人で買い物に行くこともたまにあります。以前だったら、「そんなことで休めない」「職場に迷惑が掛かってしまう」「どこか後ろめたい」という気持ちがありましたが、さっきも申し上げた通り、今では「もういっか、休んじゃおう。」という感じです。本来、休みはこうやって取るものだと思います。
実は、僕は一人目と三人目の時に1か月くらい、育児休暇を取得しています(厳密に言えば、年給も併せて1か月です)。僕の職場はとても理解があり、特に批判も反対の声もなく、穏やかに育児休暇開始の日を迎え、育児休暇明けてからも何一つ変わることなく職場に復帰しました。たったの1か月ではありましたが、育児休暇を終え、職場に行くことがとても怖かったのを今でも覚えています。それはやはり、「あいつ長い間休みやがって」とかそういう風に思われていて、冷たく対応されるのではないか、と勝手に想像していたからです。しかし、実際に職場に行くと拍子抜けするほどに、職場の人の態度は休む前と何一つ変わらず、全く自然で、むしろ「育休どうだった?」ともあまり聞かれないくらいでした。その時に感じたのは、「人は自分が思うほどには自分のことを気にしていない」ということで、それから休むことに抵抗がなくなった気がします。