日記 2月28日(月)
昨晩寝た時間 :23時半
今日起きた時間 : 3時
何かの夢を見て、苦しくて、目が覚めると3時だった。僕は体質的に二度寝があまりできないので、流石にこの時間に二度寝ができないのは不味い、と思いながら何も考えないように、頭のなかをノイズまみれにしていたけど、やっぱり眠れず。どうやら出張先のホテルの部屋があまりに乾燥していたようで、起きてしまって慌てて加湿器をつけたけど、時すでに遅し。加湿器によれば、部屋の湿度は30%台でアラートがでるレベルだった。
当初は眠れるように頑張って気を静めていたけれども、頑張って気を静めている、というのはそもそも平常心からはかけ離れていて、やっぱり眠れず、ついぞはホテルのベッドに据え置きの時計の僅かな電光板の光すらうるさく感じ、もうこれは眠れないと悟る。
4時。文字を読めば眠れるだろうと思い、読みかけの滝口悠生「長い一日」を読み始めると、面白くなってしまい、どちらかと言えば目が覚めてしまう。
もうこれこそ無理だと思い、開き直る。昨日、父との旅行を思い出した際に気にかかっていた、鳥取砂丘で吹雪いていて、見渡す限りすべてが真っ白で、ホワイトアウトして、気絶しそうになった時に約20年前に聞いていた音楽は誰だったのか、それをこの際思い出そうとして、記憶に記憶と感情を繋げる。そこでは、Aという記号が生じて、andoroidかadrianという単語が瞼の裏に浮かび、そしてそこには確か数字があったはずだと思い出し、明らかな感触ではandroidよりもadorianだったので、とにかくadorianに777とか、思い出す数字を加えて検索していく。30パターン以上検索していくと、画像検索で引っ掛かり、そこに「adrien75」というアーティスト名を見つける!adrien75!これが僕の失神しそうだった時に聞いていたアーティストであった。
思い出したときは5時半。もう眠る必要はなく、そこから身支度をし、7時前から仕事が始まった。空は6時に見た窓越しからの色は蒼くわずかな橙が灯り、15分後には蜜柑みたいな色がホテルからみる街並みに降り注いでいた。おはよう、和歌山。
それが僕の今日の、真夜中のことから朝方までの出来事。
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