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♭009.ユニコーンのライブに行ってきた

ども。
ヤマヘイです。
先日、ユニコーンのライブに行ってきました。

以前の音声配信で紹介したあのユニコーンである。

8/18にニューアルバム「ツイス島&シャウ島」をリリースしたばかりなので、そのアルバムのツアー。

アルバム名からもなんとなくわかるように、かなりオーセンティックなロックンロールなアルバム。

いや、世界観をもっとわかりやすく言うなら「ロケンロー」なアルバムと言っていい。

リード曲の「ミレー」からそんな雰囲気がプンプンだったけど、アルバム全体がそんな雰囲気の3コードのロケンローのオンパレード。


人生を変えられたバンド、ユニコーンだけど、実はちゃんとライブ見たことなかった。


なぜか?


理由は簡単。
ファンになった1993年(当時中二)にユニコーンは解散してしまうから。

なので、中高のころはまじで擦り切れるほど過去のライブビデオを見たし、もう生で観ることは叶わないユニコーンに想いを馳せていた。

(ちなみに奥田民生のソロは結構見てます。)

再結成後も見る機会はあったんだけど、なかなかタイミングが合わなくて見れていなかった。

今回のアルバムを聞いていて、ツアーをやることを知り、「当たればいいなぁ」くらいの軽い気持ちでチケット応募したら、見事当選。

で、こちらの名古屋公演に行ってきた次第です。

僕が参加したのは9/5の日曜の公演。

こういうご時世もあり15時開場の16時開演。
(ちなみに18時前に終演しました。まだ空明るかった)

客層は「昔、バンドブームを体験してきました」って感じの昔ながらのナイスミドルのファンがほとんどで、若いファンもちらほら。って感じ。

まぁ演者もファンもオジとオバなので、この時間帯のライブがちょうどいいかもですね(笑)

(以下ちょっとネタバレ含みます)

ほぼほぼオンタイムでスタートした、初のユニコーンはドラムの川西さんの歌声スタートだった・・笑


そういや、このバンド、全員がボーカルとるんだった。
(で、民生が初めて声を出すのが3曲目だと言う)

楽しそうにロケンローなナンバーを演奏するおじさんたち。
それは自分がかつて憧れまくったロックスターたち。

シンプルなロックナンバーを聞きつつ、5人を見ていたら、しみじみ「バンドっていいなぁ。」と思った。

なんて言うか・・
バンドってかっこいいのはもちろんだけど、「美しい」のだ。

正直、このニューアルバムの曲が中心だったので、昔の曲は少なめだったんだけど、これがこのバンドの「今」なんだろうな、と思った。
そしてそのバンドの今を体感するのはライブしかない。

そして僕が体感したユニコーンの今は、最高だった。

そういえば、僕が雑誌の編集者の駆け出しだった頃、阿部さんのインタビューに同行したことがある。

その時、阿部Bははっきりとユニコーンの再結成について「ない」と断言した。

寂しいけど、そういうもんだろうと思った。
しかし数年後、ご存知の通りユニコーンは電撃的なリユニオンを果たす。

しかも記念的な再結成ではなく、新譜を発表すると言う「バンドの今」を更新していく形での再結成。

どういう経緯で再結成になったか、詳細はわからないし、いろいろな事情があると思うけど、5人はまたロックンロールを鳴らすことを選んでくれた。

それはたぶん、お互いの活動を経て、またユニコーンで活動することで新たな可能性を見出したのかもしれない。

でも、バンドをかじってた僕には少し分かる。

単純にバンドって楽しいのだ。
単純に5人がユニコーンってバンド、楽しいよね。って同じ方向を向いただけだと思う。

そして、楽しけりゃ続ければいいじゃん。

という力の抜けた意気込みを感じた。

もうメンバーのほとんどがアラ60。
川西さんなんて今年62才だ。

人生折り返しだなぁなんて思ってたけど、まだまだだ。
まだまだ楽しいことがある。まだまだ挑戦したいことがある。
まだまだ見てない景色がある。

最後のナンバーにユニコーンはKEEP ON ROCK N’ ROLLという曲をやった。
そうことなんだろうな、と思った。

中二の俺に言っとく。
俺は一応、KEEP ON ROCK N’ ROLLしてます、よ。
多分ね。


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