
イベント運営で広がるデザインの視点と可能性
この記事は Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2024 の6日目の記事です。
こんにちは、UIデザイナーのささやんです。
Goodpatch Anywhereで活動を始めて早6年目。相変わらず楽しく活動しています。
今回は、委員会活動の中でも特に『Design Dimension』の運営を通じて得た気づきや学びをご紹介します。
イベント委員会とは?
Goodpatch Anywhereには委員会制度というものがあり、Anywhereの組織活性・強化のために所属しているメンバーが運営しています。
委員会について詳しくは以下をご覧ください。
私の所属しているイベント委員会は以下の目的で活動しています。
Goodpatch Anywhereの認知拡大や新メンバーの獲得を目的とした外部向けイベントの開催
委員会バディのみーやんと、日々イベント計画を考えており、過去だと以下のイベントなどを開催していました。
どのイベントも登壇者や一緒にデザインを考えてくれるメンバーがなんとも心強い!
参加者も多く、どの回も盛り上がりました!
Design Dimensionとは?
「Design Dimension」は、地域における「デザイン経営力」をアップデートする活動を通じて、魅力的な地域、地域を支える企業・ヒト、地方と都市部との人的・経済的・心理的な繋がりを創出する、日本の経済を活性化のためのプラットフォームです。
Design Dimension Conferenceというイベントを半年に一度開催しています。
先日開催されたDesign Dimension 2024 KYOTOで第5回目を迎えました。
Goodpatchはイベントのパートナーとして、主にLPやバナーなどのデザインやイベント開催の運営サポートをしています。
今回はこのイベントを通した活動内容をご紹介します。
リアルイベントの意義
まず前提として、Design Dimensionはオフラインイベントです。
オンラインイベントが主流となる中、Goodpatchも多くのオンラインイベントを開催していますが、Design Dimensionでは新潟や京都、北海道などリアルの現地開催にこだわっています。
そうすることによって地域の人の生の声、またイベント前後にフィールドリサーチを行うことにより地域への理解が深まると考えています。
運営の裏側
ここでは、Design Dimension運営の流れをご紹介します。
1.企画と会場
ここが何より重く時間がかかるだいじな工程。
どの土地でどんなテーマで開催するかをメンバー全員で議論を進めます。
企画と並行して会場も早めに押さえておきます。
人気の会場は半年先でも埋まり始めていることが多いためです。
2.協賛探し
テーマと会場決定後にスポンサー企業を探します。多くの場合、現地の企業に協力いただきます。
3.集客用LP作成
今回のテーマをもとに、イベントの概要や登壇者紹介を掲載したLPをAnywhereメンバーとともに作成着手します。(いつもありがとう!)
だいたい登壇者確定・情報収集がすぐに集まることはないので先行でプレリリースを打つことが多いです。

4.登壇者探しと事前打ち合わせ
テーマにそってハマりそうな登壇者探し。
ここは興味深いお話しをしてくださる方、またセッションごとの組み合わせのバランスも検討するため毎回なかなか難航します。
登壇者が決まったセッションから概要説明や当日どんな話をするかの事前打ち合わせを行います。
グループを作成しそのメンバー内での情報を集約・またプロフィール収集やセッションバナー確認なども行います。
また登壇者の皆さまは自身で事業持たれていることも多く、物販や販促物をお持ちの方もいるので、物販ブースの企画をすることもあります。
5.集客
登壇者・LPがある程度整ったら絶賛集客フェーズ。
登壇者含めみなさまのお知り合いやSNSを介してイベントの集客をしてゆきます
6.当日会場準備と開場
当日は朝から会場設営です
初めての現場では、参加者がより楽しめる設営方法をその場で工夫します。。
会場後は受付や現場サポートを担当し、イベントが滞りなく開催されるように努めます。
普段机の前に座って仕事をしていると、こういった作業はなんとも新鮮。

7.交流会サポートと打ち上げ
無事に開催が終わったあとは皆さんを交流会へ誘導し、こちらの会場サポートも行います。
交流会が終わったら最後に登壇者含めた打ち上げ兼ラップアップ。
当日は準備から開催→交流まで怒涛の勢いなので、お祭り気分です。
だいたいざっくりですが、全体としてはこんな感じでしょうか。
なんだかんだオフラインイベントを開催しようと思うとやること多いねーという感じですが、毎回改善を重ね、少しずつ運営が洗練されてきました。今後もさらに良い形に整えていきたいです。
地域とのつながり
前述したとおり、Design Dimensionはさまざまな地域で現地開催し、その土地の人々とのつながりができています。
例えば新潟開催時には、登壇者と参加者が課題を直接議論できる個別ブースを設置しました。

イベント翌日には大地の芸術祭に赴き、登壇者でもあった運営の方にお話を聞くというツアーを行い、参加した登壇者の方々にも大変好評でした。
また京都では登壇してくださった近藤 健史さんのSHUKAのお菓子や宮武 愛海さんのsanpaiのアクセサリーが並び、セッションの内容への理解・興味をより深めるものとなりました。

こういった特徴はオフラインイベントならではの貴重な価値だなと感じています
デザイン視点で見た学び
デザイン経営というテーマのイベントということもあり、デザイン視点では大変学びがありました。
京都開催ではブランドとしての「差別化・在り方」というテーマがありましたが、それはプロダクトやUIに対しても落とし込める観点であり、常に意識すべきことと感じました。
またコミュニティ育成の話もあり、組織やチームのコミュニティ活性に興味のある私としてはとても興味深い話題でした。
懸念も含めてみんなに共有してゆき、チーム内外含めて同じ目線で進めていこうというのはAnywhereでも語られてきたことなのでとても納得感がありました。
自身の成長とデザインの未来
気づいたらデザインワークに加えてイベントの運営をしているこの頃ですが、個人的にはよい影響を与えてくれています。
デザインワークでの成長・学べることは大いにありそこが主軸ではありますが、異なる活動に興味や行動の幅を広げることによって新しい視点や思考の幅を広げることができます。
イベントを運営で出てきた課題を解決する手法や思考がデザインワークで活かせたという経験も多くあります。
関わる人も新しい人と関われる=新しい思考に触れられるだけで実りが大きいな。
今後の期待と宣伝
今後、Design Dimensionではコミュニティの拡大と連動した新たな企画を検討中です。。
より多くの方が楽しんでもらえるような企画に今後もしてゆきたいと思います。わくわく。
そして、Design Dimensionを通して、地域やデザインに新しい価値を生み出す活動に興味のある方、ぜひGoodpatch Anywhereの仲間として一緒に取り組みませんか?詳細はこちらから!
https://goodpatch.com/services