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写真絵はがき探偵ファイル

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写真絵葉書には、撮影された当時の情報がぎっしり詰まっています。 知っている場所の絵葉書は「何時撮られたんだろう?」と推理したり、「○○が写ってる!」と喜びながら鑑賞しています。 …
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2022年12月の記事一覧

#003 昭和初期の琵琶湖疏水

 #001から調べている「大津市名勝」と題されたシリーズの絵葉書セットから琵琶湖疏水を題材にした絵葉書をひも解きます。疏水を題材にした絵葉書は「京への水路疏水」と「疏水閘門」の2枚が作られています。セットものの絵葉書のセオリーとして、1つのシリーズで同じ題材を2枚いれるのは珍しい気がします。 京への水路疏水 まずは1枚目。撮影場所は第1疏水、鹿関橋からみた第1トンネル方向の様子です。大津で琵琶湖疏水を撮るとすればここしかないという構図で、縦の構図ですが、三井寺観音堂が上にチ

#002 昭和初期の菱屋町商店街

 #001とセットで手に入れた写真絵葉書です。 タイトルは「大津の銀座 菱屋町(大津市名勝)」  「大津の銀座」というフレーズが、なんとも昭和的ですが、当時は銀座という言葉に負けない、県下を代表する商店街でした。 お店の様子 お店の名前を拾ってみると、右手前から「辻久文具店」、「今堀時計店」、「西澤洋品店」。その次がおそらく「かねよ」。いくつか置いて「シマダ」のかばん屋さんが見えます。左側は「丹後屋洋品店」、「石本時計店」。向こうは靴屋さんだと思いますが、店名は見えません。