夫婦のお金の主な管理方法
結婚した時に、家計をどう管理するのか、問題になることがあります。今まではそれぞれがお金を管理していて、考えや価値観は異なるものです。代表的な管理方法について、それぞれメリット・デメリットをご紹介します。
1.共通口座型 共有の専用口座をつくり、毎月一定額ずつ入金する。貯蓄もそこから行う。
メリット :家計を互いに把握しやすい デメリット:自由裁量が少なく、窮屈に感じる人もいる
2.役割分担型 食費や家賃など支出の項目ごとに担当を割り振り負担。貯蓄は各自でする。
メリット :管理に手間がかからない デメリット:家計の全体を見ている人がいない
3.お小遣い型 一方が管理し、もう一方に定額を渡す。専業主婦世帯や収入差の大きい夫婦に多い。
メリット :家計全体を見ている人がいる デメリット:夫婦の間に力関係が生じやすい
どのパターンも当然良し悪しはあるのですが、資産を形成するという点では、圧倒的に「3.お小遣い型」がおすすめです。 「1.共通口座型」や「2.役割分担型」だと、資産形成においては非効率な部分が発生してしまうためです。
「1.共通口座型」だと、お互いに一定額を入金、つまり一定額以上はお互いの手元に残る。それは、いわゆるへそくりとなり、もっと貯金できたかもしれないのに、隠し資産となってしまいます。
「2.役割分担型」も同様に、貯蓄は各自するため、どれくらい貯蓄するか、貯蓄できているかは、自由裁量となってしまい、蓋を開けたらお互いに貯蓄が全然できていなかったということもしばしばあります。
その点、「3.お小遣い型」は1つの財布として管理するため、貯蓄に対して過不足なく管理でき、計画的に貯蓄をしやすいです。お財布を握られている方には、たまったものではないかもしれませんが、確実に貯蓄が、無駄なくできるので、おすすめです。