『Liar3+1 ライアースリー・プラスワン』観劇感想(こいくち)
ここからは私が贔屓にしている、出演者である若林倫香さんのお話と、私のどうでもいいお話が中心になります。なので、お好みの方のみ目を通して頂ければ幸いです。
「うすくち」を読んでから「こいくち」を読むことをお勧めします。
なお、うすくち同様、ネタバレ要素がありますので、ご注意願います。
その①.....................................
昨年の12月8日に、若林倫香さんのTwitterにて「初めての一人芝居に出演します」という投稿がありました。
【告知です】
— 若林 倫香 (@tomoka_w) December 7, 2019
初の一人芝居に出演させていただきます!
演劇企画 heart more need 番外公演
『Liar3+1 ライアースリー・プラスワン』
作・演出 細川博司
2020年3月18日(水)~22日(日)
阿佐ヶ谷アルシェ
男女3名×2チームの
“一人芝居3部構成”
よろしくお願い致します!#heartmoreneed#ライアー3 pic.twitter.com/XG6c14CJQx
この画像、めっちゃ良すぎる・・・・・。
もう、この投稿見た瞬間嬉しくて嬉しくて。声優のお仕事もあり、ここ最近は舞台出演が少ないから、ということもあるんですけど、一人芝居というのはホントに観てみたかったので去年からめちゃくちゃ楽しみでした。この日程が出た時点から、ホテルも予約しちゃって、日程も良い感じで押さえて、3月の予定は確定しちゃって。
良い2020年になるだろうね。オリンピックもあって。。。と思ってましたホントに。でも、個人的にも仕事でちょっとした配置転換みたいなのがあって、仕事は変わんないけど仕事場が変わんですけど。6月ぐらいかなと思ったら、いきなり2月に引っ越しに。ちょっとした空気感の変化からの気持ちの澱みも感じるところがあって。
と思ったら、2月から中国で新型コロナウィルスが流行して。一地域だけで間に合う話と思ったら、一気に拡大が広まって、ご存知のような状態になって。
このお芝居自体も中止になっちゃうんだろうなと思ってました。対策を強化して上演したり、何も取れなくて上演を控えたりするところが出てきて。直前になるまでわかんないだろうなと思ってました。
実は今回の観劇の1週間前にSKE48のコンサートが横浜アリーナで行われることになっていて。3/15の高柳明音さんの卒業コンサートのです。そっちの夜公演の方ではなくお昼公演のコンサートのみ参加予定でしたが、直前に中止決定になりました。大規模な会場でのコンサート。感染のリスクが高いからと言う政府見解による自粛に繋がる対応。
舞台の方も同じだと思うんですよね。数は横浜アリーナよりは少ないでしょうけど、その可能性は無きにしも非ず。そういうリスク回避も考えたら上演しない選択肢もある。時々刻々と経過する状況。どう転ぶかわからない。
個人的にも直前は大変でした。熱が出たら業務を止めて自宅で療養しなさい。1日だけそういう判断をして休んだこともありました。結果全然大丈夫で、ただの疲労でしたが。先に書いたコンサートの中止の日も休養に充てて良かったし。マスクも持ってる数少なくて、この事案が流行る前に奇跡的に買えたマスクがあって余裕はありますが、なかなか毎日使い捨てで出来なくて。体調とマスクと私。みたいな感じで日々が続いて、「これって今回東京に行かない方が良いのかな」と思ったり。その時は感染者数国内2位の愛知県在住ですんで。。。。
いろいろ自問自答とか繰り返しながら、体調もいい感じで、使うマスクの確保も出来て、東京行けるなこれは!と決められたのは前日で、でも、突然のくしゃみでノド痛めてヤバいなと思って。。。行きの車の中では濃茶2倍のペットボトルも買って運転しながら飲みまくってました。舞台の方も上演されるということでホッとしましたし。色々気を付けながら今回は劇場に行くことが出来ました。いろいろ緊張感のある状況でしたね。作品の方も良い感じで緊張感アリでした。
でも、この舞台が上演された1週間後、東京で外出自粛の要請が出されて、1週間遅かったらどうなっていたんだろうと思ってます。1週間と言うタイミングの違い・・・・。
その②.....................................
「うすくち」で書いたとおりですが、若林さんが演じたのが「B嬢」という役柄。導入から優しい感じで気遣いのある女性、と思いきや、裏の顔がめちゃくちゃヤバそうな役柄。
一人芝居ということで、おそらく自分の思考の中や、別の人間になっている役柄とかお一人で演じているんですが、思考の中では元素を言いながら「この人は何を求めているんだろうか」とか呟いている感じ。理系女子なのか、何なのか。
温和な顔である部分とは逆に冷酷な思考を見せる時の切り替えがうまい。舞台装置のライティング効果や効果音もあるんですが、真顔になる時のヒリヒリ感がヤバくて。凄かったです。氷の微笑ってあんなんだろうなって。
舞台観て何度か想うことは、若林倫香さんという方の演技の天井ってどこまであるんだろうとホントにいつも思ってて。今回もめちゃくちゃ感じまくりました。
コメディな若林さん、可愛い感じの若林さんとか色々な役の表情を見せているんですが、実はこういう冷酷な悪役っぽい若林さんの演技をいつか見てみたいのよね。というのは個人的にあって。それが今回その機会だったのかなと。全然悪役じゃないんですけど。妄想悪役と言うか。
一人芝居ということもあって初めてのジャンルで大変だったんだろうなと感じていましたが、全然何の何の楽しませてもらいました。もうヒリヒリのヒリヒリでした。二面性のある役柄お見事でした。観たかった演技が見れたと思ってます。大満足です。
声優のお仕事を始めてから、ホントに演技の幅が広がったと思いますし、色んな役にも挑めて、演じ切ってると思います。この演じたことが引き出しに入っていって、これから色んな場所で演じられていければいいですね。もっともっと成長を楽しみにしつつ、観劇出来るのを楽しみにしたいです。
その③.....................................
声優のお仕事もありますので、次の舞台出演がいつになるかが全くわかんないですけど、近いうちに観劇出来ればいいなと。
今年、若林倫香さんは舞台の仕事を始めて5年になります。アリスインデッドリースクールの出演が6月だからそこで5年に経過となります。お稽古を始めた4月がそのきっかけになるのかもしれませんし。
ただ漫然と舞台を出演している。じゃなくて、出演するごとに新たな俳優さんとしてのお姿を見せているように感じるなと私は思ってます。進化しています。5年くらい見続けている私が保証したいくらい。まだまだ演技が進化してるんじゃないかしらと。
いつまでこの活動するのかは定かでないのは人生ゆえになり判らない部分ですが、長い間俳優として活動するとなれば、この5年はまだまだ準備中で、ステップにも至ってない5年という人生尺じゃないかしらと。まだ完成形を見ちゃってないと思ってますので、ファンとしては次の舞台、その次の舞台を楽しみにしたいと思うところです。
成長を感じつつ、観劇する作品をめちゃくちゃ楽しんで。そんな感じです。私の感じ。いつ私がぶっ倒れるか、消え去るかも、私自身も判んないですが、出来る限り頑張って、東京の劇場へ行って見届けたいですね。
若林さん自身、なかなか仕事の量と注目される量が反比例になりつつで悔しい部分が多いんじゃないのかな~。とオジちゃんは勝手に感じてますが、注目ってホントにタイミングだと思うし、ある一つのフックがガチっと何処かにかかるきっかけじゃないと注目はされないと思います。それは最近ホントに思う。どんなに頑張ってても世間の話題に入るのはひょんなきっかけからだと思ってます。
今はそのフックをむちゃくちゃ投げまくっているところだろうなと。ファンはそのフック投げに見る聴く程度で大きな貢献は出来ないけど、一本かかったら結果を出すと信じてます。絶対持ってるその力は5年でも色々培っていると信じたい。そのために色んな事に挑戦して頑張って欲しいです。後押しだけは出来ますので、頑張って見届けたいです。投げることにきつくなったら、いつでも江の島のどうぶつたちが待ってます。(笑)
ということで、長々と失礼しました。ここで感想とか、色々とか終了です。今の願いはウィルスさんが落ち着きますように!!
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