大学受験における生物の勉強について(問題形式別アプローチ方法)
こんにちは。前回は、私の所属先である「大学受験kawaiラボ」で4月から開講される「オンラインクラス授業」の概要について簡単に説明しました。(もし、ご覧になっていない方がいれば、下のリンクからご覧になってみてください)今回は、「大学受験における生物の勉強」についてお話しできればと思います。
生物は「暗記科目」だと捉えられがちですが、ただ単に何も考えずに暗記すると後で「全くもって問題を解くことができない。」といった事象が起きがちです。そんなことにならないようにするために、まず、生物の入試問題の出題形式について簡単に大別してみましょう。
生物の入試問題を大別してみると、
①穴埋め問題や用語を答えさせる問題
②用語について説明させる問題
③計算問題
④考察問題(実験や初見の事象について読解し、結果の予測やその理由に関して考える問題)
となります。
まず、①に関してになります。この問題形式はどのレベルの大学を目指しても出会う問題だと思います。このような問題は言葉を知っているだけでなんとなく答えられる問題もあれば、そうではない問題もあります。ここで大切なことは「用語に対しての説明を正確に把握しているかどうか」です。正確に把握していないと、説明の言い回しを変えられてしまうと、その言葉を連想できなくなる可能性が高まります。「さまざまな言い回しに触れる」といった「現代文的な要素」も大切だと考えています。こういったところを意識しながら、勉強していくと得点できるようになっていきます。
次に②に関してですが、この問題も①の用語を答えさせる問題と大切なことは同じですが、唯一違う点は「自分で説明しなければならない」ということです。この点に関しては現代文の記述問題と同じでただ答えを写すのではなく、「理解したことを自分の言葉で表現すること」が求められます。また、このような問題は採点してもらい、添削をしてもらうことで、得点力をあげていくといった勉強が必要不可欠です。さらに、理解する上で最も大切なのは「図は自分で一度は描いてみる」ことです。上手い下手に関わらず、一度自分の手で教科書等で出てくる図に関しては一通り描いてみることをお勧めします。その図が最終的に見ないで描くことができればベストです。
次は③についてです。計算問題は「あまり難しく考えない」ことがポイントです。実際、小学生の時に扱った「割合」や「比」で解くことができる問題がほとんどです。そこに生物に関する知識が絡んでくるといった具合です。しっかりと文章を読み、与えられている情報を整理して計算する練習をする必要があります。
最後に④に関してになります。ここが実は受験生にとって1番の関門となります。今まで述べてきた①〜③(特に①、②)がしっかりとできている上で、「文章を読み、正しく情報を整理する」ことと「グラフをしっかりと読み取る」ことが前提として大切となります。この時に、「文章から読み取ったことは図式化しておく」、「グラフから読み取ったことはグラフの近くに書き込んでおく」といった練習が必要不可欠です。
このようなことをサポートしていくのが今回4月から開講される生物のオンラインクラス授業となります。考察問題に対しての考える練習や、用語の説明問題対策を早いうちから始めて、みなさんが志望校に合格するための得点源の助力ができれば幸いです。下記にお問い合わせに関してのフォームやご料金等の詳細についてのリンクを掲載しておきますので、ぜひ一度ご検討くださいませ。