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「ついに!」 五輪めぐり尾身氏「本来は世界的大流行でやることが普通ではない」、「やるなら強い覚悟で」➠チェリーピッキングの手口だ!菅総理は全てを五輪開催に掛けているのは、政権維持したいからではないのか!

【「ついに!」 五輪めぐり尾身氏「本来は世界的大流行でやることが普通ではない」、「やるなら強い覚悟で」➠チェリーピッキングの手口だ!菅総理は全てを五輪開催に掛けているのは、政権維持したいからではないのか!】
 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は3日、参院厚生労働委員会で、政府が東京五輪・パラリンピックの開催に向かっている中で、国内の感染状況に与える影響について「なるべく早い時期に、われわれの考えを正式にしかるべきところに表明しようと思っている」と明言し、本来はパンデミック(世界的大流行)でやることが普通ではない」、「やるなら強い覚悟で」と菅政権や小池東京都知事に対して初めての苦言を呈した。
 これまで、菅政府はこうした「自分たちに不都合なこと」の緊急事態宣言などは「分科会が言ってる」とし、一方では「五輪組織委員」「杉田官房副長官+官僚の調整会議」など、五輪開催しか言わない意見の組織のいい方は聞いてきた態度であった。 
 これは、菅総理は完全にこうした組織を使い分けている汚いやり方だ。
2日前に、BS TBS「ニュース1930」のコメンテーターの堤伸輔氏が言ってが、「菅首相のやり方は完全に「チェリーピッキングだ!」(自分の都合の良い所だけを取る、つまみ食い) というやり方で五輪を開催しようとしているし、自分の責任を逃れている」と。
 まさに、堤氏の言う通りなのだ。ここが、菅氏のズルイところである。
これを、身にしみて知っているから尾身茂会長は2日に渡り、こうした発言をしたのだろう。

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【専門家の考え表明へ 五輪めぐり尾身氏「やるなら強い覚悟で」 参院厚労委 産経新聞 2021/06/03 12:49】
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2783d9a8e79586f6f9024538650b03815a1698f

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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は3日、参院厚生労働委員会で、東京五輪・パラリンピックの開催が国内の感染状況に与える影響について「なるべく早い時期に、われわれの考えを正式にしかるべきところに表明しようと思っている」と明言した。
 その上で「本来はパンデミック(世界的大流行)でやることが普通ではない。それをやろうとしているわけで、やるのなら強い覚悟でやってもらう必要がある」と述べた。
 尾身氏は「開催すれば国内の感染や医療の状況に必ず何らかの影響を起こす。感染のリスクや医療逼迫(ひっぱく)への影響について評価するのはプロフェッショナルとしての責務だ」と強調。「選手のリスクは低いと思う。しかし、ジャーナリストやスポンサー、政府要人ら大会関係者の管理はそう簡単ではない」と警鐘を鳴らした。
 これに対し、田村憲久厚労相は「分科会で評価する場合もあるだろうし、いろいろな形で、政府の会のみならず、専門家が自主的にいろいろな評価をされる場合もあろうと思う」と述べるにとどめた。
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【「なぜやるのか説明を・・・」尾身会長が五輪開催に懸念(2021年6月2日)】

東京オリンピックの開幕が迫るなか、政府の分科会の尾身会長は、衆議院厚生労働委員会に出席し、懸念を示しました。
新型コロナ分科会・尾身会長:「今の状況でやるというのは、普通はない、このパンデミック(世界的大流行)で。その状況のなかでやるということであれば、開催の規模をできるだけ小さくして、管理の体制をできるだけ強化するのは、私は五輪を主催する人の義務だと」
共産党・宮本議員:「やること自体が結局“第5波”を大きくしてしまう危険性があると思うが、どうか」
新型コロナ分科会・尾身会長:「そもそも今回のオリンピック、こういう状況の中で、一体、何のためにやるのか。目的。そういうことが明らかになってないので、このことを私はしっかりと、はっきりと明言することが、人々の協力を得られるかどうか非常に重要な観点だと思う。なぜやるのか。あるいは五輪委員会の人が、どれだけ汗をかくのか。そういうことが明確になって、初めて、一般の市民は“それならこの特別な状況を乗り越えよう”と。協力しようという気になると思うが、はっきりした、国なのか、オリンピック委員会が“なぜやりたいのか”。これは誰が決めるのかわからないが、関係者が、しっかりとしたビジョンと理由を述べることが、私は極めて重要だと思う」と述べた。
ーー以下略ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Twitterの反応ーー。

ーー以下略ーー

【ここで、尾身会長はここまで踏み込んだ発言した背景は、「五輪開催による感染拡大」を非常に懸念しているからで、国民が知った意義は大きい】
 五輪まで50日切ってる中で、開催中止を求める声が高まる中、なぜ菅義偉首相は踏み切らないのか。
 この前、東京新聞などが合同で、5月22、23日の両日に都内の有権者に意識調査をしたところ、60.2%が東京オリパラの開催について「中止」を選択した。
 大会開催について、菅義偉首相は「国民の命や健康を守り、安全・安心の大会を実現することは可能」と強調しているが、これに納得できるかと問うたところ、67.2%が「納得できない」と答え、「納得できる」は13.2%しかなかったのだ。
 これは、小池都知事にも同じことがいえるだろう。

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【菅総理は、頑なに「五輪開催ありき」で、ことを進めている異常さ!】
 都民の多くが中止を求めているのに、IOCのジョン・コーツ調整委員長は21日に共同会見で、「今春の宣言下で五つのテスト大会が成功裏に行われた。たとえ緊急事態宣言下でも開催はイエスだ」と答えた。さらにIOCのバッハ会長も「われわれは東京五輪の開催は、犠牲を払ってでも実現する」と表明した。いずれにも国民の多くは強い不快感を覚えている。
 そして、日本の新型コロナ感染者数の増加に危機感を募らせて、米国政府は日本への渡航を中止するように求めている。
 それにしても、感染の拡大が止まらず、国民の反対が強い中で、菅内閣は頑なに東京五輪の中止など言わない。

【菅総理が五輪開催のこだわる、本当の理由は政権維持ではないか】

 自民党幹部は、東京五輪が中止になると、テレビ広告費など、IOCに入るはずの数兆円が入らなくなって組織が破綻する、そのために日本政府にその損害を負担せよと求めてくる、それが怖くて中止を打ち出せないのではないかと説明している。
だが、私はそうは捉えていない。
それは2つある。
 ①安倍元首相の尻拭いである。昨年、「IOCと協議して延期」決定したが、その時の約束が1年だけで、「中止」は協議がなされていないから、IOCも「中止はテーブルの乗っていない」としている。
 ②10月の総選挙で、五輪開催をり実績でムードを変え、支持率低迷を打破したいと考えているからだ。

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【つまり、菅首相は東京五輪の中止をすると自分の後がないと考えている】
 だが、②は捨て身である。なぜなら、9万人もの海外からの人が集まるから、当然、五輪開催後に感染者が爆発的に増える可能性がある。
 前にも記したが、「五輪が変異株の市」になる可能性は十分にあり得る。
また、7月~8月での開催中にも、感染者が増える事もありうる。
だが、つなぎ内閣とされていた菅総理は全てを五輪開催に掛けているのは、政権維持したいからではないだろうか? 
 国民からみればそれは「総理個人の思惑」でしかない、非常に迷惑な話である。


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