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チーム・ジャーニー 著者による本読みの会 第1話「グループでしかないチーム」に参加しました 

チーム・ジャーニー 本読みの会が始まりました。
ジャーニーシリーズ本読みの会は、前回2022年春から夏にかけて開催されたカイゼン・ジャーニーに続けての2度目の参加です。気づいたことや思ったことを添えながら書いていきます。
次回はこちら(第2話)。

逆境を超える、変化に強いチームを作るまで

まずは表紙のメッセージから。
逆境だらけの現実に打ちのめされそうになったとき・・・
変化に翻弄される周りの人や自分自身に気づいたとき・・・
チーム作りに苦慮して立ち止まったとき・・・
どのような状況であっても歩を進めることをあきらめなければ、希望はまだあると私は信じています。

宇田川先生の著書が紹介されていました。この本は私も周りの人にお勧めしています。自分自身に向き合うきっかけや、未来に向けての希望を与えてもらえました。

第01話 グループでしかないチーム

グループは、外から見分けやすくするように名前を付けたもの。
例)開発グループ、デザイングループ

ルールを決めるのは誰か?
 チーム:自分たち
 グループ:外部の人たち

スクラムのチームはまさにそうです。上意下達で物事を進めるマインドセットによるアクションがチームの外で取られたとき、チームになろうとしている人たちやチームであろうとする人たちが諦めてしまうと、チームはグループに変わります。単なる気まぐれのアクションではなく、組織と組織の間や、人と人の間の力関係が背景にあると厄介です。それでも、「その時々の状況をチームとしてどうしていくか」ということは、上意下達ではなく、外部の人たちが決めるのでもなく、できることならばチームで決めていけるようにしたいと私は思っています。

チームをつくっていくことはプロダクトを作っていくことに似ている。
チームもプロダクトも少しずつつくりあげていく。

チームになるための4つの条件が挙げられています。そのうちの1つ「チームの目的を揃える」については、チームビルディングが取り上げられています。ドラッカー風エクササイズ、星取表。

他には「やり方を整える」ことについて、何をやることにするのか、何をやめることにするのか、約束が大切だという話がありました。約束の例としては以下のようなものがあります。
・この日時にチームの定例会を行う(と決めたら遅刻しないようにする)
・疑問を持ったらその場で質問する
文意は単純で明確、簡単にできると思いたいところです。しかし、単に文意通りの解釈にとどまると、定例会へのほんの数分遅刻したり、躊躇していくつかの質問を封印したりしても、何事もなかったかのように過ごしてしまいます。大切なことは、その約束を掲げたのは何のためなのか、その場で質問することにした方が良いのはなぜなのか、という点です。約束の文面の背景や理由を、チームで共通の認識として持っておくことが大切なのだと思います。定例会に遅刻しないようにするのは何のためで遅刻するということはチームにとってどういうことなのか、その場で質問するとチームにとってどんな良いことがあって質問を封印するとどのような影響がチームに生じるのか…。

チーム・ジャーニーは、スタートはだめだめだけれど、物語が進んでいくにつれてチームが作り上げられていく話です。これからの物語を楽しみにしながら、最初の本読みの会をふりかえってみました。


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