チーム・ジャーニー 著者による本読みの会 第4話「チームのファーストを変える」に参加しました
チーム・ジャーニー 本読みの会、第4回目です。
前回の記事はこちら(第3話)。
第4話「チームのファーストを変える」
アサインしてくれていた人がいなくなり混乱に陥ったチームが、チームの第一に置くものを変えて乗り越えようとする話です。
今もまだ、リモートで過ごすことが多い日々が続いています。リモートである必要性が薄れてくる感覚に包まれつつあり、リモートでうまくいっていることと、リモートではうまくいっていないことを意識する機会が増えているように思います。チームや組織の状況に応じてファーストを見つめ直すことが、より大切になってくるのかもしれません。
リモートでばらばらにやっていると
調子が分からない
一日丸まるわからないとお互いの
調子を合わせるのが難しい
調子が良くないと感じても、何がどうだから調子が悪いのかが分かりにくい場面があります。
うまくいっていなければデイリースクラムをやればよい。うまくいっていない要因は様々。難しすぎるのか。サインアップがうまくいっていないのか。要因が分からないのであれば、早く気づけるように毎日状態を見ればよい。一週間待つ必要はない。頻度を高めることによって、チームの課題を乗り越えるようにしていく。
『チームとして、早く課題に気づき乗り越えようとする姿勢で臨むこと』
これが大切なことだというメッセージと受け止めました。
チームのファーストを変える
チームの第一に置いているものは何でしょうか。そして、それを誰がどのように決めまていますか。
組み立てるフォーメーションに正解はなく、振り切った両端には「全体を統率」と「全員で合議」があり、その中庸には例えばリード役を置いてチームの第一をリード役が決めていくフォーメーションもある。今のチームの状況をどのようにとらえて、どうすると良くなるのか…。
チームの課題そのものを直接解決する視点の立ち位置から一歩引き、「チームがどうあると今の課題を解決できるのか」を見ることもリーダーの役割である。そういう話だと捉えました。
参加された方のコメントから「要はバランス」という話題になり「バランスを取ってやっていけばよい」というのはその通り。では、今の状況でどうすればバランスを取れるのか…。チームが具体的なアクションを取れるようにすることは、例えばアジャイルコーチの役割でもあるということでした。
チームは状況に応じてやり方、力の入れ方などを変える。例えばバスケット。試合の最初から最後まで、同じやり方、力の入れ方でやり続けるかというと、そんなことは無い。では、ソフトウェアやプロダクトの開発はどうか。同じやり方、力の入れ方でやり続けていないか。やり続けようとしていないか。やり方に固執することなく、今何を目指しているのかを見失わないようにしたい。
分かりやすい例えです(私も先日「スラムダンク」の映画を見ました)。
「なぜやり方を変えないのか。
それは大変だから」
その通りだと思います。今までやってきたやり方で、特別に困ることがなければ、生じた問題は力押しでなんとかやりきれるのかもしれません。チームとして昨日まで取り組んできたやり方が、今日も適しているのかと見つめなおすには、余裕や勇気も必要です。