第二回:ふたたび婦人科にいく、そして……?!
前回、ゴールデンウィーク・体調不良で一切楽しめなかったぜ!と書いていたはずですが……すっかり12月に。たぶん、気になってましたよね?
笹野、元気か?って思ってましたよね?
今はどうにか元気にやっております。さて、話は戻りまして2021年5月15日。
ん?
そうです。7ヶ月も前の話に逆戻りです。もうすぐ2021年も終わろうとしているのに。
婦人科で絶望
5月15日土曜日。
とうとう婦人科2回目の受診日がやってきた。
(詳しくは、「第一回:不調の原因を求めて」を読んでね)
処方された漢方は一切効かなかった+体調が悪くてゴールデンウィークはほとんど寝たきりだったことも伝えようと思い、婦人科の自動ドアの前に立つ。
よし、言うぞ!という決意の固まりの笹野は、自動ドアの先を見て愕然とする。
人・人・人・人。
そして、密。
ソーシャルディスタンスなんて、婦人科という世界線の中では無いに等しいのか?(この当時は、緊急事態宣言が発令+ワクチン接種も始まってなくて、今より自由になれなかったはずだ)
前回は人が少なくて、新型コロナウィルスの措置のために、時間帯で予約の人数絞ってるのかな?と思ったほどだったのに。
とりあえず、受付をすませて立って待つことにした。
予約時間から30分ほどたち、ようやく名前を呼ばれた。
先生は、電子カルテを眺めながら「待たせてごめんなさいね」と物腰柔らかい声で言いながら、「漢方どうでした?」と聞いてきた。
「あの、全然効かなくて、効きづらいとは聞いてましたけど。でも、ゴールデンウィーク中も体調悪くて……」
「血液検査も問題ないので」(私の顔は見ず、カルテ見たまま)と、検査の結果の紙を渡された。
そのままの体勢の先生に、「婦人科は問題ないんで、内科か心療内科に行ったらどうです?」と言われ、「でも!」と食い下がる私。
「生理前に具合悪くて、ゴールデンウィーク中は違いましたけど、更年期(本当は認めたくないし、早いけど)とか、そういうのとかは……」
「更年期には早いんじゃない?(確かに早いよ。でも、更年期っぽい症状なんだけど)それに漢方効かなかったし、とにかく婦人科ではないと思うから」
突き放すような言葉に、少し呆然として「わかりました」とだけ伝え、診察室を出た。
今思えば、私の不調の原因に名前をつけて安心感を得たかったのかもしれない。
けれど、私の頭の中はどんどん絶望という二文字が支配していく。
手が震え、足下もおぼつかないまま会計を済ませた私は駅に向かって歩く道すがら、これからどこの病院に頼めばいいのか、また同じ答えだったらどうしよう?と不安がよぎった。
それに、この原因不明の不調にいつまで付き合えばいいのか。
先の見えないトンネルに迷い込んだみたいだ。
結局原因のわからないまま、あのゴールデンウィークのトイレ事件と同じようになるなんて、怖い。怖すぎる。
死がよぎった(大げさだけど、あのときは本当にそう思ったのだからしかたがない)あの経験は二度としたくない。
大きな病院なら、受診した科が違っても次の科ってまわしてくれるかな、と考える。また1から検査だと思うと気が滅入るけど、しかたがない。
そこで私は、婦人科検診や健康診断で要検査になったときに必ずお世話になる大きい病院に予約のため電話をかけた。
(どうしても健康診断ひっかかるのよね……。再検査でなんともないんだけど)
捨てる神あれば拾う神あり……とはならない
『すみません。今、コロナの発熱外来を請け負ってるので、内科はやってないんです』
「え……」と、絶句。
またしても出鼻を挫かれる。
っていうか、コロナめっ!
『その症状なら、まずは町の内科に行ってみて話してみてはどうですか? その後、違う科を紹介されるかもしれませんが、まずは内科がいいと思います』
電話口の優しいお姉さんの声を聞き、少し心が楽になった私は、家の近くの内科へ行くことにするのだった。
次回、『内科に行って機械をつけて私は……?!』をお楽しみに。
っていうか、年内で終わるのだろうか。
いや、終わらせる!
また7ヶ月後、ってなったらまた魔のG.Wが来てしまうので、それだけは避けたい。