見出し画像

wacomのプロ機から海外製液タブ(XP-Pen artist pro 16 gen2)に移行した感想

こんにちは、はじめまして。

前々からガジェットを見たり買ったり、レビューとかを漁ったりするのが趣味で、自分でも「買った物」や「欲しい物」について感じていることを言語化してみたいと思い、これを書いています。せっかくの新年新しいことを始めたいということで!

週1でも月1でもいいからまずは思ったことを文章化できるようになりたいです。要は練習あるのみです。

初めてなので長々と前置きを書かせていただきましたがそろそろ本題に入ります。

今回の記事は
wacomのプロ機から海外製液タブ(XP-Pen artist pro 16 gen2)に移行した
ことについてのお話です。
wacomの液タブ、円安の影響で全機種値上がりしてきていて、中華液タブの検討をしている人もどんどん増えている印象です。
その参考になればいいなと思っています。


前提として:私の使用環境・買い替えた理由について

  • 自作のWindows PCを使用。Macbookも持っていますが、グラボも入ってますし今はこちらがメインです。

  • 自分はイラストレーターなど絵でお金を稼いでいるわけではありません。どこかのアカウントで、自由気ままに二次創作やらを描いています。参考までに、フォロワー数千人くらいのどこかのアカウントです。インターネット落書きマン、位の人の意見ということでよろしくお願いします。

  • 買い替えはCintiq pro 16 (2018年)→XP-Pen artist pro gen2(以下当機)にしました。

↑こっちは新しいpro 16のモデルっぽいです。自分は一つ古い世代。

買い替えた理由は、使っていたwacomのハードの液晶がおかしくなったりして、修理も安くないのですが、修理代で海外製の液タブが買えることを知ってしまったから脱wacomを目指して買ってみました。
wacomの新Pro機?37万円スタートですか…

また、16インチ4KのモデルですがWQHDで使っていたので、それ以上の解像度だったらなんでもいいという感じでした。
(WQHDだとワークスペースがかなり広くできて非常にいい、描画範囲的にはHDでもいいのですが、ワークスペース結構狭いです。)

まずは結論:私には駄目でした…

此処から先は自分が使ってみての感想です、大体2ヶ月位使いましたが、
慣れることはありませんでした…

モノそのものはめちゃくちゃいいと思います。wacomと比較して格安とはいえ、各所のイラストレーターや絵描きyoutuberが絶賛しているだけはあるメーカーです。流石です。
ただし、後述の理由より自分にはちょっとまだ脱wacomは難しそうだなと感じました。

商品そのもののスペックや同梱物等のレビューはしないので、amazonリンクやxp-penのホームページを確認してください。
(内容物チェックってどうせ本体とペンとコンセントくらいしか言う事ないでしょうが!)

いいと思ったところ

・液晶の質がめちゃくちゃいい。サイズもめちゃくちゃいい。
→液晶は数年前までのwacom機よりもいいと思います。発色が若干青み・赤みが強い印象ですが、簡単に変えることができるので影響度は低です。
画面サイズについて、普通は16:9の横長サイズだと思いますが、当機の解像度は2560 x 1600の16:10と普通のものよりも縦に広い設定になっています。これがめちゃくちゃちょうどいいんですよね。特に今のイラストは漫画含めて縦長が中心と思っていますので、縦に少しでも長いだけでも便利さを痛感しました。
・左手デバイスがついてきた(5000円くらいの)
↓がついてきます。私はすでに別で使い慣れているものを所持しているので使っていませんが、結構質感よかったです。動画編集とか始めたらこれ使ってみようかな。

・ファンレス
ファンレスなのに熱くならない!冬だから、かもしれませんが。けど音がないってのはそれだけで幸せですね。
特にwacomのpro機はファンがうるさいって結構評判だったので。実際熱こもればうるさい時もしばしば…

(自分的には)微妙だと思ったところ

・ペンのキャリブレーションの自由度がない、傾きによって視差が大小する
これに尽きます…もう本当にこれに尽きます。
個人的にはこの1点だけで、上記のメリットが全部消し飛びました。

キャリブレーション調整の機能はありますが、これを正確に行っても傾きによっては微妙なズレがあります。

キャリブレーション画面。
真っ白でわかりにくいけど、四隅+真ん中に現れる十字をペンで押すやつ
このペンの角度だとほとんど視差内容に見えますが…
この角度だとだいぶホバーとペン先が離れていますね…

視差がどういうものかこれらの写真でわかるかというと微妙ですがニュアンスだけ伝わればいいなと思います。
頑張って自分好みにしようと、キャリブレーションの時微妙にずらして調整したりもしたんですが、ある角度で自分の好みになったとき、他では駄目になったりと、イタチごっこみたいになって諦めました。。。

ちなみにWacomの場合はペンの接地点ではなくペン先の先にホバーが表示されるような感じです。(後で追記とかで出しときます?)
これが駄目ってよりも、これに慣れちゃってこの機種の特性に自分が合わせることができないという感じですね。

いろんなレビューやらyoutuberの動画見て
「いや~、今の中華タブは視差もないし紙のようにすらすら描けますね~w」
とか言ってたのに…
「筆圧感知が2倍になったから、めちゃくちゃ書き味が良くなりました~w」
じゃあないんだよ!どうせ実感もしてね-のに思ってもないこと言ってしょーもねー!

…失礼しました。

4/26 追記

キャリブレーションについてコメントを頂きました。ガチで感謝!

はじめまして。
実は僕も先々月くらいにXP-PENの同じ液タブを購入しまして、ササノキさんとまったく同じ症状で困っておりました。キャリブレーションがシビアすぎて何度調整しても思ったところにポインターがこないことに絶望して、僕もやはりワコムの方が良いのかもと思っていました。ですが、先日偶然にもこういったものを見つけました。
https://www.xp-pen.jp/faq-0-222.html

どうもディスプレイ設定の拡大縮小レイアウトの「テキスト・アプリのサイズ」というのが問題らしく、僕の場合は、普段使用しているモニタのテキストが100%で、液タブの方が125%になっておりました。

僕の場合は、こちらをどちらも100%にサイズを合わせた後、キャリブレーションを行ったところ、ポインターのずれが劇的に改善しワコム並みの精度で絵を描けるようになりました。

うえだヒロマサ様のコメントより

ということらしいです。
となるとマルチモニター体制の人特有の症状らしいですね。

自分はすでにwacomの液タブを買って、このタブレットは手放してしまったので、試すことができないのが歯がゆいですが…
ぜひ同様の症状で困っている方はお試しいただければと。(店頭で試すのが難しいのがアレですが)

まとめ

ということで自分には脱wacomが難しい、ということでした。
液晶の質はいいし、ペン性能が他と比べて極端に劣っている、というわけでもないので、プロで愛用する人がいるのも納得ですし、これが10万もしないで手に入るってのは結構驚愕です。

ただキャリブレーションの不自由さによる、ホバー位置のズレ、これだけは許容できませんでした。
このホバー位置のズレは「下書き→ペン入れ」など、きれいな線をなぞって書くような場面で、結構なストレスになると思います。線画を綺麗に丁寧に書く人ほど、デメリットになりそうです。
逆に、塗りメインだったり、初液タブの人(wacomに飼いならされていない)とかなら、最初からこれくらいのものを買うと高い満足度が得られると思います。
(実はこうやればwacomみたいにキャリブレーションが自由にできますよ、みたいな裏技あったら教えてくださいv)

この液タブのレビュー、まだ全然少ないので集合知の一つになれたらいいなと思って書きました。
youtubeとかにもこのnoteの内容をレビューしたいな。

質問や感想や批判などなどあったらコメントくれたら嬉しいです!
ヤフオクに出すまでに試せることがあったら試す…かも?

最後に

許せないから買っちゃった…

ほはあああああああ!

…ヨドバシで買ったからポイント3万円くらい貰えるから実質タダだし…

参考

購入に当たって参考にしたレビューなど

その他amazonのレビューページなどなど…

いいなと思ったら応援しよう!