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#11

スーツの色はなぜ決まっているのだろう。
就活用のスーツは黒か濃紺、
ボタンの数やシャツの数まで人と同じにするように勧められる。
オーダーメイドのスーツを買いに行ってまで、
そんなことを考えなければいけないのはどうかと思う。
目立たないようにすることが正義ではないし、正解ではない。
ある程度の清潔感さえあれば、どのような見た目でも問題はないはずだ。

少なくとも偽りが利かない性分なので、
ある程度好きなようにスーツを選ぼうと思いオーダーメイドを検討した。
しかし結局選んだスーツは濃紺だし、シャツは極めて普通のものだ。
それ以外のものを選ぼうとすると販売員の方が、
ほんの少しではあるが不機嫌になったからだ。

就活の服装や髪形の規定に異を唱える流れが少しずつ企業側から出ている。
しかし一方で、同調圧力を推奨する流れは健在である。
それをよりによって衣服の販売員から押し付けられる。
どんな気持ちになったかは、お察しいただけるだろう。

あまり時間がない上、このご時世なので、今回はそのまま購入した。
控えめに言って、気分がとても悪い。次は別の店を選ぼうと思う。

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