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#12

極度の深爪だったのだが、ある日突然爪を伸ばしたくなって爪に色を塗り始めた。
それから約8ヶ月経って、爪について色々考えるようになった。

見た目の清潔感に爪の長さは勘定されると思う。
相手の爪が見えた際に、極度に短く変形していたりすると、
病気か何かなのか、はたまた噛み癖があるのか気になってしまうだろう。
そういう意味では深爪の改善は清潔感として必要なものだと考えている。

では、色を塗るという点ではどうなのだろう。
黒だったり赤だったり、色によってその印象は変化する。
清潔感がないと捉えられるのではなく、その人の人柄として捉えられる気がする。
おとなしい色を塗っている時と、原色のような派手な色を塗っている時だと、
周りの目が明らかに違う気がするのだ。

爪は自分が直接見ることのできる唯一の美容である。
髪の毛の全容は自分の目では直接見れないし、顔のメイクもまた然り。
なんなら全身の体型もそうだ。
自分の好きなようにする、ということで自分を肯定することは必要である。
そのための色で、他人に評価されるのは少しだけ嫌な気がする。

爪を伸ばし始めてから、少しだけ不便になったこともある。
ゲームの邪魔になるのだ。とても。
超深爪だったので、コントローラーに爪が衝突することも、
スマホゲームをしているときに爪の音でイライラすることも、
全て初めての経験で、面白いと同時にどうにかならないのかと頭を抱えた。
結局諦めるしかない、と気づいたのだが。

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