会社員と個人事業主の、圧倒的に全く違う点
※366日間チャレンジ、160日目。
今日は、キャリア教育プログラムの『ミライフ・キャリア・デザイン』(MCD)の第2回目。
日本に『キャリアデザイン』や『キャリアカウンセリング』という考え方をアメリカから持ち込み、キャリアカウンセリング協会を立ち上げた、リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所の所長である古野庸一さん(ふるさん)の特別セミナーを聞いて、みんなで『幸せに働くこと、生きること』ことについて考えたりする3時間だった。
課題図書はこれ。ふるさんの著書のひとつである
『「働く」ことについての本当に大切なこと』
今回のMCD9期生20名で、個人事業主は私ともう一人(33歳男性シェフ)の二人だけだ。
他はみんな会社員。年齢は20代後半から30代前半がほとんど。
今日、一緒にディスカッションの机に座ったのはアラサーの女性二人。お仕事の内容はお二人とも違うけれど、組織で働くお二人だ。
お二人のお話を聞いていて、個人事業主と会社員とは、圧倒的に『自由度』『自己決定権』が違う、と改めて気付いた。
自分で決められる、というのは、幸せの条件の一つにもなる。
自分で決められない、というのは、不幸の条件の一つになったりする。
そう考えると、自分で『決めなきゃいけない』というしんどさはあるけれど、決められないのと比べてどちらがいいかと聞かれたら、私はやっぱり『自分で自由に決められる』のはすごく好きだ、と答える。
というか、かつて組織で働いていた時に、自分で自由に決められないのが苦痛でたまらなかったこと、自分の創造性を奪われた働き方を強いられた時に『木登りの能力を求められ続けた魚』状態(ダメだと評価され続けた結果、自分のことをダメだと思い込み続けた)だったことを思い出したのだ。
10年も組織で働いていなかったからか、すっかりそのことを忘れていた。
メニューから価格からスケジュールから、自分の髪型やメイクやファッションから、ブログタイトルに内容にデザインに・・・個人事業主は、何から何まで、自分で決めて、自分で営業して、自分で経理をやって、全部じぶんでやら・・・ないといけない。
逆に言えば、全部じぶんで選んで決めて実行することができる。
できる、なのだ。
そのことを、最近は、少しつらい、プレッシャーだと感じていたけれど、それら全てを、かつては、やりたくてもさせてもらえなかった、ということを、すっかり忘れていた。
それに比べたら、今の方が、ずーーーーーっといいわ。
自分でメニューを考えなきゃいけない、営業しなきゃいけない、みたいなことが、つらいなーって思うこともあるけど、いやむしろ、自分でメニュー考えられるじゃん。
服もブログの内容もクライアント様への返信メールの内容も、ぜーんぶ、誰にも相談しないで、自分で決めていいじゃん。
うっわ、それ最高じゃん。
いちいちなんでも組織の雰囲気に合わせて、息を殺して『組織の求める人物像』を演じさせられていたこと、メールの文言から服装から何から何まで組織の空気に合わせて全部を決められていたこと、型にはめられていたこと、型にはまることが出来なければ退場させられていたこと、全部忘れてた。
ほんと、忘れてたわー。
なーんだ、個人事業主、自由でサーイコーじゃーーーーん。
へへへ。