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台風去って洗濯日和

※366日間チャレンジ、224日目。

台風7号が去り、まさに台風一過の今日。

昨日はむしろ何もやる気が湧かなく、
「どうせ明日晴れるし気温も上がるんだから、
 明日いっぱい洗濯すればいいや」
と割り切ってほったらかしにしていたので、今日は朝から洗濯機を2回回した。

とはいえ1日に洗濯2回というのは、そんなに多くないと思う。

実家の母は自称『洗濯婆』で、昔からお洗濯が大好きだ。
1日に3回、4回と洗濯機を回すことも珍しくはない。

洗濯婆の娘たる私も、洗濯自体は嫌いではない。
なので、1日に2回洗濯機を回すとかも、別に苦ではない。

37度とやらまで上がった夏の空気にさらされて、タオル類はもはや『ばりっ』と音が鳴りそうなくらい硬く乾いた。
この『ばりっ』という仕上がりが、すごく好きだ。
外干しならではの、お日さまに殺菌された感じの仕上がり。

私が赤ん坊の頃、新潟市の父の実家で、母が私のおむつを洗濯していた時のこと。
なぜだか、私のおむつかぶれが治らず、母が途方に暮れたらしい。
私が生まれたのは母の実家のある秋田市で、生まれて1ヶ月で父の実家のある新潟市に引っ越してきたので、それまではおむつかぶれなどなかったらしいので、その原因が全く思い当たらなかったようなのだ。

だが、母には、なんとなく思い当たる節があった。
当時、新潟の家では、洗濯物を日に当たらない場所で干していたそうなのだ。
もしかしてこれが原因かも・・・と思った母は、祖母らに相談して、日の当たる場所に洗濯物を干すようにしてもらった。

すると、まるで魔法のように、私のおむつかぶれが治ったそうだ。

母はその時のことの話を、何回もする。
洗濯物をお日さまに当てることは、大切なのだと。

時がたち、高校2年生の私は、アメリカにホームステイさせてもらうこととなる。
その時に初めてアメリカの乾燥機を使ってみたのだけれど、いやーこれが、ものすごいパワーで、コットンのものはことごとく縮んでしまった。
大きめのTシャツを買ったはずなのに、家に帰る頃にはちょうどいいサイズ感になっていたりした。
なかなかの衝撃だった。

さらに時がたち、トロントに住むことになった時には、洗濯物を外に干すことができなかった(条例で禁止されている地域だった)。
そこでまた、北米の乾燥機のお世話になるのだけれど、これがまた、どの家に引っ越しても、洗濯機と乾燥機が備え付けになっていた。
乾燥機はどれも、ガスで一気に乾かすみたいな、ものっすごいパワーだったので、それこそお日さまに干したかのように、ばっきばきに硬い仕上がりになる。

これまたコットンは縮んでしまうので、縮んで欲しくないものに関しては、家の中に吊るして干すようにしていた。
家の中も相当乾燥しているので、室内で日のあたるところに干しておくと、これまた良い感じにしっかりと乾くのであった。

お洗濯は苦にならないのに、アイロンかけは大の苦手の私である。
しかし、化繊のノーアイロンワイシャツが、なかなかに汗臭くなってしまうことから、ニオイ対策として全てコットンのワイシャツに変えたので、夫の出勤の前日には、臭うよりマシだ・・・と、アイロンをかける。

ほんとに、夫の肌着とワイシャツをコットンに変えてから、劇的に臭わなくなったので、コットンさまさまである。
そして、やっぱりお日さまに干すと、なんだかスッキリする。

洗って干してしわくちゃになっても、お日さまパワーでしゃっきりと仕上がったワイシャツは、室内干しのものとは、アイロンをかける時も、何かが違う気がするのだった。

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