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テレビドラマ観ててビックリして椅子から飛び上がったの初めて

※366日間チャレンジ、239日目。

Netflixで現在配信中の『となりのMr.パーフェクト』、第6話で、座りながらビックリして飛び上がってしまった。

劇中、主人公の父親役を、名優チョ・ハンチョルさんが演じていらっしゃる。
今回は、ちょっと訳あり風の、現在はあまりうだつのあがらない、街の食堂のおやじさん(なんだけどこれもいろいろ過去がありそう・・・)で、奥さんの尻に敷かれているような、街のどこかには必ずいそうな中年男性の役。

これがもう・・・チョ・ハンチョルは、こんなに演技力の高い素晴らしい俳優さんだったんだなあー!!!という感想が心の底から湧き上がってくるくらい、とことん魅せてくるのだ。

今回私が飛び上がるほどビックリしたシーンは、(ネタバレしない程度に気をつけながら書きますが)チョ・ハンチョルが驚くシーン。
本当に、俳優さんと一緒に、見ている私もビックリしすぎてマジで飛び上がった。心臓がギュってなった。
それくらい、彼が驚く演技のシーンが、凄かった。
テレビドラマ観ててビックリしすぎて椅子から飛び上がったの、初めてだった。

他にも、6話は、チョ・ハンチョルさんと、妻役のパク・ジヨンさんの2人のシーンが多いんだけど、これがもう、めちゃくちゃ凄いから、本当に見てほしい!!
演技派の二人が素晴らしく溶け合った芝居を見せてくれるので、めちゃくちゃ見応えがあった。
私はマジで痺れましたね、この回。
コンプレックスや、諦め、苦しみ、悩み、孤独、絶望などが入り混じった誰にも言えない複雑な思いを、心の底から吐き出すような場面があるんだけど、彼のその表現力が、もう!!
いやーチョ・ハンチョル、すげーー!!!
たいしてリハーサルしてないと思うんだよなあ・・・それであれだけやるとは。
舞台観てるみたいだった。

家族の中で居場所がないような、家族に対して負い目を感じているような、複雑な思いを抱いた中年男性の、純粋な心の叫びを、あんな短いシーンで、少ないセリフで、あそこまでえぐり出すことができるなんて、ほんとすごい。

普通のドラマなら、ただの情けないお父さんというサブキャラとしてしか扱われない人の心情を、短いシーンであそこまで書き切った脚本家もすごいし(よっぽど、ああいう、みんなからちょっとだけ見下されているような、よくいるお父さんの、だけどその人にとってはとても大切な思いを、どこかで書きたかったんだろうなあ)、それをしっかり受け取り、何倍にも膨らませて、圧倒的な演技力で、本当にいる人のような説得力を持たせた彼の演技も凄い。

今回のドラマを見て、自分の知っている人を思い出して、もしかしてこんな苦しい気持ちをあの人も持っていたのかもしれないなあ・・・なんて思った人、韓国には多いんじゃないだろうか。

なかなか、いわゆる脇役の人たちだけの芝居をじっくり見せるシーンというのはないから、めちゃくちゃ良かったなあ。
本当に神回という感じ。

そして、チョ・ハンチョルが私より1歳年下ということを今知って、愕然としている私である・・・。

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