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オリンピック種目としてのゴルフ

※366日間チャレンジ、212日目。

通常のゴルフ大会では順位が大事だから4位以下でも選手の皆さんは少しでも順位を上げようと頑張るのだけど、オリンピックは『メダル』だけが重視されるような感じなので、とにかくメダルを取るためにゴルファーたちは死力を尽くす。

これが通常のゴルフの大会とは大きく違う点で、いつもとは違う選手の顔が見られるのがオリンピック種目としてのゴルフである。

リオデジャネイロ大会でのマット・クッチャー選手が、最終日に、鬼気迫る表情で銅メダルをもぎ取りに行った感じもめちゃくちゃ印象的だったし(しかもその後にSNSにアップされた、マット・クッチャー選手が銅メダルを首にかけたまま嬉しそうな顔をして眠る写真も話題になった)、東京大会で3位を決めるためだけに7人もの選手が行列を作ってプレイオフになったのも凄かった(「3位になるためにこんなに必死で頑張ったのは生まれて初めてだ」というローリー・マキロイ選手のコメントも面白かった)。

なんせオリンピックは4年に1度しかない。
しかも国の代表になるのも至難の業だ(特にアメリカは)。
そしてメダルは3つしかない。

そりゃあ選手たちも気合が違うのだろう。

今大会は、終わってみれば、PGAツアーで強い選手たちが順当に金銀銅を取った感じで納得の結果だった(松山選手、おめでとうございます!!!)。
とはいえ他の選手たちも、誰が取ってもおかしくないくらいの大接戦だった。
東京大会のメダリストたちも調子が良かったし(東京で大接戦の3位決定戦を制した銅メダリスト、台湾のパン選手が今大会も出場しているのがなんだか嬉しかった)、LIV Golfに移ったジョン・ラーム選手がギリギリまでトップに立っていてそのまま金メダルか・・・と思ったら最後の9ホールで失速して結局メダル圏外になったりと、見応えのある面白い大会だった。

そして松山選手が、あんなに笑顔になるって珍しい。
あの笑顔が見られただけで、なんだかすごく良いものを見た気持ちになった。
個人的には、シェフラー選手もフリートウッド選手も大好きなので、大好きな3人が表彰台で超素敵な笑顔でメダルを胸に光らせている様子を見られただけで、今日は最高なのだった。

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