La vie en rose
※366日間チャレンジ、208日目。
パリの風景を見るのが楽しみだ、と言った私に、夫はこう返した。
「パリは、暮らすには退屈するかも」
言わんとすることはちょっと分かる。
まあ、それ言い出したら、どこも、住めば都だし、慣れたら良い面も悪い面も見えてくるものだ。
ただ、人にはよると思うけど、実際にパリで暮らしていたら、
『美しく暮らす』
という自分なりの哲学に夢中になって取り組んで、それが楽しくて飽きない気がする。
美しく暮らす、というのは、お金をかけて贅沢に…というのではなくて。
その時の自分の身の丈の中で、いかに自分の美意識に沿った暮らしができるか、ストイックに突き詰めていって日々実践し続けることが、楽しくてたまらなくなるのではないか、という気が、なんとなく、した。
で、ふと、今の自分の生き方は美しいか?と気になった。
いやー美しくないわー(爆)
もう、ぜんっぜん、美しくない。
ない!!
意識の持ち方なんて、いつでもどこでも自分次第なのに。
はー、そういうの忘れてた。
むむむ。
と、パリの街並みを闊歩する競歩レースを眺めながら思った…。
いやはや、人間、今の現実ではなくどこか別の世界や別の人、別の自分になら、いっくらでも理想や妄想を抱けるものですな。
とはいえ、今のままではいやだ。
しっかりしろ、私!!
少しは呼び起こせ、美意識。