日本のおじさんの（売っている）服がイケていない件

残念なことに日本のスーパーやデパートで売っているおじさん向けのファッションは平均的にカッコ悪いし、古臭い。それもそのはず昭和の時代と変わらないデザインの地味な服をいまだに並べている。もちろん全てではないが今だにボーダー柄の長袖ポロシャツを売っている。これ誰が買うのか？と思うけど、需要があるからずっと置いているのだろう。

服のことを言うと「誰も見てないよ」「何着ても一緒」「服にかけるお金が無いよ」と定番のことを言うおじさんが多い。しかし同時に「人は見ためが9割」という良く知られたフレーズもある。私なりの答えとしては普通とかちょっとダサい程度なら「誰も見てないよ」に当てはまるが、「かなりダサい」「相当ジジ臭い」というのは目に付くし、その人の評価を一気に下げてしまう。そこに気づいていないおじさんが多い。

偉そうに書いている私がどうかと言うと、多分ちょっとダサい（笑）。お金があまりかけられないのもあるが、何しろ地方都市で売っているおじさんの服がダサいし、種類が少ない。特に、スタイルが悪い（手足が短い、顔が大きい、顔が古臭い）し、大人の渋さも無い私からすると、例えお金をかけてもそれなりに見える服が中々無いのに・・・・
「困ったときはユニクロかGU」という意見もあると思うが、ユニクロやGUは案外スタイルが良くないとダサく見えてしまう。海外のファーストファッションほどではないものの、意外に着こなしが難しいと思う。

そういう厳しい環境下でも私自身は、「かなりダサい」「相当ジジ臭い」のレベルはどうにか避けているつもりだ。お金も中身も薄い私だからこそ、見た目で大損することは避けたいのだ。

整理すると「売っている服がダサい物が多い」「ファッションに興味が無いおじさんが多い」という2点がまるでデフレスパイラルのように悪影響しあって、日本のおじさんをダサいままにしていると思っている。後怒られるのを承知で言うと「旦那の服にお金をかけさせない奥さんが多い」という要因もあるかな。「旦那が服を自分で買わないんだよ」「旦那が選ぶ服がひどすぎるから」「無駄に高い服を買ってくるからよ」等と真っ当な反論が想像つくが。

ここまで悪口一辺倒みたいになったが、どうすればおじさん達が今よりカッコよくなるのか？ファッションセンスが良い服が増えるのか？の改善ポイントを考えてみた。それにはスーパーやデパートが自社製品をカッコよくしてくれないといけない。そのためには、（誰かの受け売りだが）おじさんの服をちょっとはカッコいい物にしていける能力があるデザイナーをスーパーやデパートが抱えないといけない。1着500円～1000円高くなってもやる価値があると思う。まずはそこからスタートかな。また誰が着てもダサいと思える服は、撤去して欲しい。

・そうするとファッションに興味が無いおじさん達が今まで通り服を買って
　も、今よりはカッコ良くなる。
・次はファッションに興味を持つおじさんが少しずつ増える。
・そうなると「かなりダサい」「相当ジジ臭い」と陰で馬鹿にされるおじさ
　んが減ってくる。
という好循環が生まれる。最終的には国力アップ！は飛躍し過ぎだが・・・
とにかく今のままほおっておくと、若者がおじさんになった時に「着たい服が売ってない」という恐ろしいことが待っていて、「じゃ何でもいいや」と従来のおじさんに溶け込んでゆく。若者のためにもなんとか私がおじさんのうちに改善に向かって欲しい。

見た目で大損することないよう改善していきましょう！
※賛同してくれた方の意見をお待ちしています。