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名車セリカ リフトバックに乗ったこと①

学生時代のバイトの後輩で1つ年上の人から、10万円で車を譲ってもらった。改造車で諸経費込み10万だから破格値。車はトヨタの名車セリカ リフトバック。なんといってもソレックスの音が渋い。ホーンはBoschに取り換えていてマフラーもいじっているから、かなり遠くからでも響いて聞こえ、街中を走るとけっこう振り返られた。ウインカーは当時流行った速度が変更できるようにしてる。今なら相当ダサいはず。・・・ここまでは、走り屋か車好きか昔ヤンチャしてました系のようだけど、全く違う(笑)。

免許取って、1年間ペーパーで最初の車がこの走り屋仕様の改造車だから、扱いが大変!でも加速の時の感覚は今の車では味わえない。セリカを1年で廃車にしたけど同じような感覚を味わいたくて、2台目の車もスカイラインRSを選んでしまって、またそのじゃじゃ馬に苦労した。

セリカに乗っていた時、夜のバイトをしていたけど、走り屋の女の子が1回運転させてと2人ばかり貸して自分は助手席。1人は夜の一般道を140キロで走行してビビった。なんという動体視力。もう1人は真夜中に広い道から狭い脇道に60キロでツッコんでもっとビビった。「危ないやん」といったら、「通れると分かっているから」と。なんという車幅感覚。実に羨ましい。

最後はいつものドジな話。
ある時、バイトでナンパ?した女の子を夜のドライブに誘って、止めてた立体駐車場でセリカが降りてきた。「ライトが点いとるやないかい!」。そう煌々とヘッドライトが点いて降りてきた。当然バッテリーが上がっている。そしてその立体駐車場はラブホ兼用のところ。実に恥ずかしい。たまたま次にやってきた人がいい人で、つないでくれてエンジンがかかった。気を取り直して定番の港にやってきて、女の子と会話していた。するとエンジンが止まってまたバッテリーが上がった(笑)。実に実にダサイ。途方にくれたが、こういう時に頼りになるのはヤンキーだと知っていたので、5人ぐらいでたむろしていた、まだそう怖く無いヤンキーに助けを求めた。すると快く車まで来てくれて助けてくれた。エンジンを開けて、「ソレックスだー。これ工業高校で習った。懐かしい!」と皆ワイワイと喜んでたな。
ありがとうセリカ!!


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