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方向音痴、乗り物酔い、おっちょこちょいの全部が激しい件

酷い方向音痴と乗り物酔いを抱えながらもう何十年も全国に出張している。

方向音痴について、まず東西南北の方向感覚が全く無い。昔は電話で案内する人が「そこから西に向かってください」等と言う人が多かったが、駅の中に西口への案内表示がある場合以外分かるわけがない。また駅の階段を上がっていて方向が変わるとどっちに行けば良いのか分からなくなる。後、街の景色が覚えられないし、反対側から見ると同じ所かどうかも分からない。
私の方向音痴の被害者は延べ30人以上存在する。駅から並んで話ながら歩いていると、私が行く先を把握していると勘違いされるが、私はその人に付いていってるつもり・・・というパターンが多い。
「自信満々に歩いているからてっきり分かっていると思いましたよ」
「ごめんごめん」
というやり取りが何度もあった。本当に申し訳ございません。

ネットでマップを表示する時代になってからは覚えていない行く先の地図を
一か所当たり何枚も印刷して出張していた。最近スマホのgoogle先生(マップ)が教えてくれるようになって便利になったが、スマホが壊れかけてgoogle先生が嘘の方向ばかり指して教えてくれるから何度も迷った。スマホ買い換えてやっと本当のことを教えてくれるようになって非常に安心した。

乗り物酔いだが、私は全ての乗り物で酔ってしまう。特にヤバいのは、小さめの船、車の後部座席だ。通常乗り物酔いが酷い人も自分で運転すると酔わないと聞くが、私の場合は当てはまらない。方向音痴と合わさって山道に迷いこんだら頭がグラグラする。先日も車の古いナビに嘘を付かれて(=悪いのは私)、高速を降ろされ、京都の山道をひたすら走らされ、家族には大ヒンシュク、頭もグラグラ。1時間もロスしてようやくまた高速に乗ってほっとしたら徳島でまた似たようなことに・・・情けなくて泣きそうになったが、家族の前では苦笑いしかできないね。後、関西の新快速に立って乗るのもヤバい。酔っているからといって席を譲ってくれる人がいるわけではないから、地獄の30分を我慢し続けたという時が何度もある。

冗談のような本当の話がさらにある。四国の特急電車に乗った時のこと。私が窓側のD席。そこに会社員3人がA,B,C席に乗った。私の横の通路側の席がC席だが、その会社員の同年代のおっさがベラベラしゃべりながらの貧乏ゆすりがまあ凄い。座ってタップダンスでもしとんのかい!ってぐらい両足を上下に動かす。悪口みたいだけどその特急電車の席はけっこう振動に弱い作りなので、2重の振動に酔って気分が悪くなった。10分近く我慢して「すいません。これやめてもらえますか、酔うんで!」と何とか言えた。

私は仕事中以外は、常になんだかんだと考え事をしている。出張の移動中の考え事は、方向音痴とおっちょこちょいがかけわさってトラブルが多くなる。岡山から乗り換えて大阪に新幹線で向かう時、指定席に女性が座っているので「私の席ですが」と言ってどいてもらって座った。ウトウトしていると「次は広島」のアナウンスがあり、反対方向に乗ったことにようやく気付いた。やってもうた!とどっと疲れが出るとともに、さっきの女性にとんでもない失礼なことをしてしまった。おかしいと思いながら自由席にもで移動したのだろうか?本当に申し訳ございません。
東京大阪の環状線とかで反対方向に乗ったことは30回ではきかない。次の時間が迫っている時に何度走って逆方向に乗り換えたことか?大阪環状線に一言言いたい。内回り外回りではなく右回り左回りと言ってくれると私の間違いが減る気がする(笑)。これの意味が分かる人は少ないかも。

以上のしょうもない話に付き合ってくれた方は、「そんなんで良く何十年も出張できるな」、「ただ単に注意不足だな」と思われるのではないだろうか?全くもってその通り。残りの人生で注意不足を本当になんとかしないといけないと反省。

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