ささみちーずふらい

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仕事人ストライカーの魅せる力

憧れとの出会い 彼はストライカーだ  今まで出会った選手の中で、ここまでハッキリと言いきれる選手は指折り数える程しかいない。その中の一人が、現在J2の大宮アルディージャに所属する河田篤秀だ。  初めて河田のプレーを見たのは、彼が阪南大学在学中の時だった。他の選手でもよく見る、「貪欲にゴールを狙う姿」という光景。しかし、その時の彼のプレーに何故か目を惹かれた。どこか特別な何かを感じたのだ。それが何かと聞かれれば、特別ハッキリした理由があるわけでもなく、「惹かれた」と答える他

    • 冬の朝

       12月も佳境。窓の外は一面銀世界だ。  世間はクリスマスだの忘年会だの、何かと集まる理由を作っては身の丈に合わない食事を囲む。私はいつもそのような場に居たいとは思わない。食事をするのに周りに気を遣うなど、専ら御免だ。  この時期の朝は、当たり前だが寒い。少し苦手なコーヒーを飲みながら一人で過ごすこの時間は、少しだけ大人になれた気がする。寒さに張り詰めた空気が、私の心に勘違いを誘う。  『一人でも別に寂しくなんかない。』  負けず嫌いな私は、意地を張って周りの人々にそう言

      • ばかまじめ

        「でさー、うちの旦那がさー…」 『へぇー、そうなんですね…。』  嗚呼、つまらない。何が面白くてそんなくだらない話を延々と続けられるのか。ウザったい。押し付けがましい。いつもの事だ、日常茶飯事だと分かっていても、怠いが溢れ出してくる。  こんな得もない話を聞いているだけで時間が過ぎるていく。お陰様で昼休憩なのに飯もまともに食えやしないし、仕事も全く片付かない。その所為か出世の話など届いたことも無い。 『真面目に働いてるのになぁ…。』  今日も心にも無い溜息が出る。

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