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妊娠するのに3年かかった話①


重くなる生理痛に不安になった話

もともと高校・大学時代には「生理痛」とは無縁だった私が、生理痛に悩み始めたのは社会人になって2年目くらいのとき。

高校時代に友人が生理痛で動けなくなって休むということがあったので、自分も生理痛が始まったときは、「ようやく来たか!」くらいの感覚だった。

だけど、付き合っていた彼と入籍することが決まり、当時じわりじわりと耳にするようになった「ブライダルチェック」という言葉がどうも自分の中で他人事に思えなかった。

もともとは生理痛もなく、あっても動けなくなるようなこともないし、風邪も滅多にひかないどちらかというと健康優良児な私だけど、どうにも自分が結婚して、望んだタイミングで妊娠する未来が想像できなかった。
入籍したときはまだ25歳だったし、時に身を任せる、という選択肢もあったと思うけど、今も昔も私は"白黒ハッキリさせたい"という気難しい性格。
そうとなれば、善は急げ!ということで自宅の近くに病院がないかと調べてみることに。


思い切って産婦人科を受診してみた話

スマホでぽちぽち調べてみると、1ヶ月ほど前に自宅から車で5分ほどの距離に産婦人科がオープンしたことを知る。
距離もサイトで見る病院の雰囲気も最高!と思い、そのまま病院に電話してみることに。

ただし、当時の私は「ブライダルチェック」というものに何だかハードルの高さを感じていたので、病院にはあくまでも「生理痛が年々強くなっている」という相談をしに行く体で受診することにした。
新設された病院ということもあり、予約はスムーズに取れた。


子宮内膜症と診断された話

予約当日、有難いことに待ち時間はほとんどなく診察室へ通された。
そこにいたのは40代後半くらいのおじさん先生👨‍⚕️

内診するかな、とドキドキしていたけどその心配をよそに、問診やら色々話す中で「おそらく子宮内膜症だね」と診断された。

こんな簡単に診断されるものなのか、という思いの反面、受診するまでの間に色々検索する中で「もしかしたらそうなのかもな」と思っていた節もあるので、先生から言われたことに大きな驚きはなかった。

ただ、私の中で大問題があるとすれば、"子宮内膜症は不妊の原因になることもある"ということ。
いずれは子どもを望む私からしたら、それはなんとしても解決しておきたい問題だったけど、先生曰く「子宮内膜症の最大の治療法は妊娠して生理をストップさせること」と矛盾したような説明を受けて頭の中は大混乱💭

結局のところ、"子宮内膜症でも妊娠する人はするし、しない人はしない"という何とも曖昧な助言を受け、妊娠希望ならピルでの治療はできないから、ということで「当帰芍薬散」という漢方を大量に処方してもらい、様子を見ることになった。

勢いに任せて受診してみたことで、今すぐ不妊認定されたわけではないことに安心を覚えた一方で、病気の診断がついたことで毎月リセットが来るたびに「やっぱり妊娠できない身体かもしれない」と不安がよぎり、積もっていく原因となった始まりの出来事だった。

そしてこの時は時に身を任せれば1年以内には妊娠できるかも、という淡い期待を他所に、結局ここから約3年間の時間をかけ、民間療法やセカンドオピニオンを経て、ようやく重たい腰を上げて不妊専門クリニックを受診する決断をするのでした、、



人生思うようにはいかない、とは頭では分かっていても、自分の努力じゃどうしようもない問題と向き合うのって結構エネルギー使うんだな、と身をもって感じました🔥

民間療法やセカンドオピニオン、不妊専門クリニックの話はまた別の記事で投稿できたら、と思います。

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