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雑味。
こんにちは。ささみです。
突然ですが、
みなさんはこんなキャッチコピーを目にしたことはあるでしょうか。
・「雑味がない」おいしいコーヒーを作るには。
・雑味のないクリアな味わいを楽しめる!(ビール)
私は、『「雑味」って「苦味」とか、「なんかちょっと苦手って人が多い感覚」のことやろ??いやいや、そんなん各々のさじ加減やん!』って思いながら、『雑味、人間に重ねたら「短所」とかそんな感じやろな。「短所」が無いと味気ない人間になってまうな。あったほうがええやろ!!ほな!』って感じでタイトル案を幾つか考えました。
タイトル案:
・雑味を加えて人間味を増す。
・雑味が無ければつまらない。
・雑味というスパイス。
「雑味」
日本酒、コーヒー、ビール、お茶などの味を評価する際に、ネガティブな味わいとして表現される際に使われる「雑味」という言葉。
なんとなくネガティブな印象を持たれる方も多いのではないでしょうか。
「雑味がないほうがスッキリしてそうで美味しそう。」
「なんか、口当たりが悪くて嫌な感じが口に残るイメージ。」
じゃあ、言葉の定義って何?って聞かれたらはっきり答えられるでしょうか?みなさんがどうか分からないですが、私は無理です。答えられないと思います。(←上で散々適当なこと抜かしていた人)
私は「雑味」について気になって、調査を開始しました。
「雑味」の調査結果
私調べでは「雑味」という単語の歴史はどうやら浅いことが分かりました。
まずは、インターネットで調べてみた結果です。
意味:
飲食物のなかに入りまじって、本来の味を損なう味。
特に、日本酒の味にいう。
らしいです。
こんなページも見つけました。
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「雑味」、広辞苑に無い…だと…?
え、割とよく聞く単語なのに…。私は衝撃を受けました。
この情報から、私は「雑味」の歴史は浅いと判断しました。
「雑味」、もっと調査結果
そもそも、私たちが舌で感じる味は5つに分類されるそうです。(五味)
・甘味
・塩味
・酸味
・苦味
・うま味
当然ですが、ここに「雑味」はありません。
さらに、「辛味」、「渋味」などが挙がりそうですが、これは刺激やしびれとして感じ取る感覚のため、五味には含まないそうです。
「雑味」、ビール系飲料広告
こんなページも見つけました。
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「雑味」、結構広義
最初に見た、「飲食物のなかに入りまじって、本来の味を損なう味。」
上図の黄色線部を見ると、それとはちょっとニュアンスの異なる意味。なんとなくその製品の製造者やそれを飲む消費者のさじ加減だなと思ってしまいました。
「雑味」、私の考え
調べた結果、「雑味」の意味は割と曖昧な部分が大きいことが分かりました。ただ、私の中で「これ!」と思うものを1つ見つけました。
それは、「渋味」「辛味」です。
「雑味」は味覚とは線引きしたい。
でも、口に入れた時に感じる明らかに不快な感覚は分かる…。
ってなったときに、それらはバチっと噛み合いました。
特に「渋味」。
コーヒーやビール、日本酒、お茶だと分かりづらいかもですが、ハズレの「たけのこ」を食べた時に感じることが多いです。(私の感覚)
これは明らかに「雑味」と表現していいと思います。
いや、表現させてくれ。
「雑味」、「苦味」と「酸味」は入れないで
これは明確に違う。
最近、コーヒーを淹れることを始めたので、
これは個人的な願いになります。(笑)
すごく苦いも、すごく酸っぱいもそのコーヒーの個性と思いたい。
嫌な感じを憶えたのなら、自分が苦手な味、もしくは
そこに「雑味(渋味)」が加わっただけだと思いたい。
「雑味」、最後に
最初に思いついたタイトル案もあながち間違ってはいないのでは?と勝手に思っています。
タイトル案:
・雑味を加えて人間味を増す。
・雑味が無ければつまらない。
・雑味というスパイス。
雑味を加えることで、味覚とは異なる別の感覚を加えることができるので、立体的になるというか、そんな感じですかね。(つまらないは言い過ぎかもですが。)
キャッチコピーで通例の「雑味を無くす」が「正」とされている(人間でいうところの「短所を直す」のが「正」とされている)ことに異議を唱えたかったので、思いついた案でした。
今回の記事の内容から大きくずれた趣旨になってしまうため、今回は没案となりました。
ありがとうございました、またね。
筆者:ささみ
あとがき:
タイトルを先に考える派です。