マラソン大会初参加のデブがハーフマラソンを完走するまで〜初アクアラインマラソンレポ〜
昨日開催された千葉アクアラインマラソンのハーフに出場しました!
今回のマラソンが大会初出場だったので、4ヶ月ほどランニングの練習をしていました。私はクソデブで運動音痴で、学生の頃はマラソン大会でビリだったりしたのですが、練習をしているうちに少しずつ走れるようになってきているのが楽しくて雨の日も走るくらいどハマりしました。最初は300m走り続けるのが辛いくらいだったんですけど、ゆっくりペースではありますが10kmを1時間ほどで走れるようになってめちゃくちゃうれしかった。
練習では実際にハーフの距離を走ることはありませんでしたが、なんとか完走出来ました!
今回のマラソン大会のレポを記念に書こうと思い久々に筆を取りました。
大会出場決定〜前日
私たち夫婦がアクアラインマラソンに参加すると決めた頃には既に一般抽選応募が締め切られており、残っているのは千葉のお宿に泊まることで確実に出場できる権利を得るというもののみ。
住んでいるところから木更津が地味に遠いし参加したかったので、館山の旅館に泊まることにしました。
大会出場を決めてからは大体1週間に3〜4回くらいラントレ。最初は5分走って5分歩くを繰り返しながら5km。徐々に間隔を延ばして、まずひと月で5kmをゆっくりペースで完走できるようにして行きました。次の月は5kmを出来るだけ体力に余裕を持って走りきれるように練習。さらにその次の月からは途中で歩きながら10km。そしてその次の月からは歩行せず10km走り切る練習をしました。
走り始めたのが7月からだったので、暑いし辛いし直ぐに心拍が上がるし喉は乾くしで本当に辛かった……。もっと早くから練習始めればよかった……と思っていました。
練習の為にNIKEの6,000円の靴をABCマートで買って走り続け、本番に向けて9月の終わりに買ったのがASICSのゲルカヤノ31です。
なぜこれを購入したのかというと、ランニングモチベ向上のためにSpotifyでランラジというラジオを聴いていたのですが、そこで「おすすめは名前の後に書かれてる数字が大きい靴」ということを聞いたから。なんでも、名前の後につく数字は今までに開発されて発売された同シリーズの靴の数だそうで、「31代目にもなるゲルカヤノはきっといいものだ」という考えで思い切って数万するゲルカヤノを購入することに決めました。こんなに高い運動靴は買ったことがありません。
靴屋でゲルカヤノ31を試着してみて、ランニング専用靴を履いた経験がほぼない私には正直何が何だか分かりませんでしたが、「体重の重い人には膝の負担の軽減になる」などのレビューがYouTubeでなされていたので、「これしかない……私には……」という気持ちになっていました。
それなりに高い靴を即決で購入した私を見て、「これはいけるぞ」と思ったのか、店員さんから「足の形に合わせて作れる中敷がありますよ」と言われ、色々説明を受けた私は「それじゃあせっかく31代かけて開発されたゲルカヤノの性能が変わるんじゃないか?」と疑念に思いつつも、「カスタマイズしたらもっと走りやすくなるかも」と購入を決定。何だか床が暖かくなる装置に乗せられ、インソールを踏んで形を変え、ゲルカヤノの中に入れ、私だけのゲルカヤノ31ができたのでした。
アクアラインマラソンの参加賞で、「ほどけない靴紐」を貰ったので、それもゲルカヤノに付けました。靴紐の色はランダムな様なので、靴と靴紐の色が全く合っていませんが、「これはこれでオリジナリティがある」と自分を納得させています。
それにしても、上の写真の私あまりにもデブだな。前にダイエットの記事を書いたけど、72kgから59kgに落として、その後64kgまで増量したのが今の姿です。
太ったのは仕事の移動先があまりにも忙しくてそもそも自炊が全然できなくなった+ストレスで爆食いしたからなんですが、結構走ってたらご飯が美味しくて食べすぎて全く減りませんでした。ちょっと走れるデブになりました。
近いうちにダイエットメインのYouTube始めようかなって思ってます。
前日に宿泊したのは館山の昇鶴という旅館さんでした。海の近くの旅館で、晴れた日はさぞ綺麗な夕日が見れたことでしょう。はい、曇りでした。
前日は2キロほど海岸を走ったりして過ごしました。海の近くって風が気持ちよくていいな。
大会当日
当日朝は食事が出ない(出発が早朝になる)ので、近くにあった道の駅みたいな施設でほぐし鯵入りのおにぎり2個と根菜の煮物と草餅を購入。朝5時に真っ暗なロビーでレンチンして食べました。
本当は食物繊維が少なく、炭水化物メインで取るのがいいらしいです。消化に時間がかかるものを食べると走った時に逆流してきて吐きそうになります。
6時半頃にバスが旅館までお迎えに来てくれて、1時間半ほどかけて会場へ!
まず手荷物を預けるのですが、とんでもない人がごった返していました。というのも当日はめちゃくちゃ寒くて、上着をギリギリまで着て過ごしたい人が多かったんじゃないかな……と。レース直前に上着を脱いで持ったまま走るわけにいきませんからね。
参加人数がとんでもなく多いので、スタートは3段階にわかれていて、私は初心者らしく「ギリギリ完走」が目標だったので1番後ろのブロックでした。人があまりにも多すぎるので、最初は自分のペースで走れなくてやきもき。コスプレで走る人もいて面白かったな。
スタートしてからは地元民から盛大に応援して貰えます。大人数からなじられたことはあっても、こんなに応援されたことは無いぞ……と変な高揚感。ハイタッチも沢山しました。地元伝統の“やっさいもっさい”も見れてニッコリ。
駅伝でよく見るアレも経験しました。給水コーナーからカップ取って飲むやつ!地味に憧れてました。かっこよくて。人がいっぱいでしたが取りっぱぐれることはなく、無事にポカリスエットを飲めました。
アクアラインマラソンは緩急が強くて結構厳しめのコースと聞いてはいましたが、思ったよりもキツい。特にアクアラインに入ってからは上りが辛いです。時折夫と義母の3人で山登りをしますが、それと同じ感覚。ハーフマラソンには関門が4つあって、設定された時間以内に通れなかったら足切りされます。緊張感との戦いがゴールギリギリの19km地点まで続きます。
第2関門の海ほたるでは、給水と給食が沢山ありました!しかし第2関門を突破した時点で足切りまで20分程度。後半ペースが落ちることを考えると地元の名産品や銘菓の給食をゆっくり楽しむ時間はなく、ちっちゃいアジの干物とポカリをさっと食べ飲みしてすぐに走り始めました。もっと楽しみたかった……。夫は銘菓をいっぱい食べれたみたいです。いいなー。
走ってる間は少しでも緊張を楽しさにコンバートしたくて、好きな曲を聴いてました。でも緊張するものは緊張します。10kmまでは走る練習を日頃していたので問題なく走れましたが、海ほたる突破後に途端にキツくなるんです。普段だったらなんでもないような距離がキツくてたまらない。心が挫けそうになりますが、推しのチェキで自分を鼓舞しながら走りました。海ほたるを超えると、関門で足切りにあった人たちが大型バスで運ばれていました。それを見て、せっかく参加したのだから最後まで自分の足で走りたいと強く思いました。
ほんとにキツくて後半は歩いて走ってを繰り返して、なんとか2時間50分ほどでゴール。最後の1kmは「少しでも早くゴールしたい!」という見栄のパワーで全力疾走しました。
ゴール地点ではメダルとボディメンテというドリンクや地元の銘菓をもらえました。
入賞した訳でもないのにメダルが貰えるのは嬉しいですね。
走ったあとは宮の湯という銭湯に行ってリフレッシュ。その後は焼肉を楽しんで、電車に揺られて自宅に帰りました。
今朝は全身筋肉痛で立てませんでした。これを書いている今はようやく歩行ができるレベル。明日から仕事だけど大丈夫かな?
そんなこんなでアクアラインマラソン楽しかったです!またマラソン大会に出たいな。
痩せたいし……。
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