推していただきありがとうございます
私がファンをしております漫画家の森川響喜さまが、あろうことか記事で推してくださいました。びっくり仰天しつつもたいへん嬉しくありがたく、画面の前でソワソワと挙動不審になっていました…!!
森川さま、過分なお言葉を本当にありがとうございます。自分の未熟さを痛感する毎日ですが、とても励まされます。とんだ期待外れ…とならないよう、精進したいと思います!
それでですね、私なんぞのことよりも森川さまについて語らせてください。
森川さまは、第二次大戦や宮沢賢治の世界を舞台に作品を生み出しておられる、人間のあり方を真っ向から捉える視線が秀逸な作家さんです。時にリアリティあふれる筆致で、また時に幻想的なスタイルでテーマに切り込む姿勢には、豊かな創造性と強い信念を感じます。
細部までこだわった絵の美しさは圧巻。トーンなしでお描きなんですよ…(驚愕)画力の高さに惚れ惚れとするばかりです。
…などという私のご託は置いといて、まずは読んでみましょうか!
「メッセンジャー」の読者へ訴えかける力には、尋常ならぬ才能を感じます。絵に魂が籠もっている…。文字がないことでメッセージがより雄弁に、鮮明になるのは、漫画ならではの魅力だと思います。
こちらの「LA MER 〜ファム・ファタールの娘〜」も個人的にとても好きな作品です。青年たちの瑞々しいやり取りと、迫りくるナチスの足音の息苦しさとが胸に刺さります。続きが読みたい…読みたい…
そして森川さまと言えば宮沢賢治、と思うくらいに賢治への造詣が深くておられます。「銀のノスタルヂア−髪毛風ふけば−」は雑誌掲載されたご作品(当時の筆名は森山まみち様)です。世界観の奥深さと、美麗にして重厚な絵といい、すごいの一言に尽きる作品。続きは電子版で読めますよ!(と宣伝)
欲しい…しかし現在Kindleが導入できないポンコツマシンを使っているので読めない(号泣)。PCかスマホを変えたら読むんだ…
それと、ぜひおすすめしたいのがマンガハックに掲載中の「政とイチ」。宮沢賢治の両親が主人公のお話です。面白いです。丹念な時代考証を下敷きに、さまざまなしがらみに縛られながらも、懸命に生きる人々をあたたかな眼差しで描いておられます。特にね、イチさんもまっすぐで愛らしいのですが、賢治の父である政次郎さんが素敵です。ままならぬ人生に時に諦念に囚われつつも、誠実に、真心を尽くして黙々と生きる姿がいい(涙)。森川さまの描く男性って皆素敵なんですよね…(好みど真ん中なんですわ…)
森川さま、デビュー済みのベテラン作家でいらっしゃいますが、ご休養期間を経て復帰へと準備しておられるところです。
ぜひご活躍の場を広げて作品をどんどん生み出していただきたいと、一ファンとして心待ちにしております。
それにしても、noteがなかったら漫画家さんと交流する機会なんて一生なかったでしょうね。いろいろな方と仲良くなれるnoteってすごいな、としみじみ思います。
素敵な出会いに感謝しつつ。ありがとうございます♪