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『深川あやかし屋敷奇譚』刊行情報公開されました!

 皆様こんにちは。今日は全国的に冷え込んでいるようですね。当地も氷点下となっていまして、雪が降り始めました。既に明日は休校が決まり、息子は喜んでいます…大したことのない雪だといいのですが(汗)
 さて、『深川あやかし屋敷奇譚』の刊行予定が公開されたのでお知らせいたします!
 1月下旬刊行予定で、公式サイト様にて以下の通り公開されています。

あらすじはこちらになります。

大店の放蕩次男坊・仙之助は怪異に目がない変わり者で、深川にある彼の屋敷には、いわく因縁付きの「がらくた」ばかり。呪いも祟りも信じない女中のお凛は、仙之助の酔狂に呆れながらも、あやしげな品々の謎の解明に今日も付き合わされる。――自ら火を出す呪われた振袖。ひとりでに歩き出す市松人形。飼い主の周囲に不幸をもたらす猫。そして、無残に打ち捨てられた遺骸のそばに現れるあやかし・以津真天(いつまで)。これは怪異か、それとも誰かの策謀か。ミステリと怪異が複雑に入り組んだあやかしお江戸ミステリの最高峰、ここに現る!

アルファポリス公式サイトより

…編集部さまに身に余るあらすじを頂戴しました。誇大広告!どこが最高峰なんだ!と石を投げられないか今から胃が痛い限りなのですが、面白いものになるようせっせとブラッシュアップいたしました。
 あらすじから大体おわかりかと思いますが、収録されているお話は公開しているもの全話ではありません。色々検討した結果数話をピックアップして改稿と校正を重ねました。
 思いつくまま書いたため、受賞時はかなりあちこちゆるい状態でして、大掛かりに手を入れた部分もあります。おそらく2万字弱増えているのではないかと。
 描写を豊かにしロジックを詰めたので、ずっと読みやすくなっているかと思います(…の、はず…!!)。
 『おやこ見習い帖』とはテイストがガラッと変わっております。何しろ探偵役の仙之助が放蕩次男坊かつ遊び人でして…美女と怪異には目がないが、他のことには指一本動かしたくないというちゃらんぽらんです。硬派で男気あふれる久弥とは正反対の軟派な青年。相棒役の女中・お凛が語り部となって、様々なあやしい品々の謎の解明に奔走します。笑いあり、江戸情緒あり、ミステリーあり、ぞくぞくする怪異もある(かもしれない)あやかしお江戸ミステリ、よろしければお楽しみください♪
 
 裏話などはまた記事にしようと思っておりますが、ひとつだけ…
 えーと、探偵役の仙之助、受賞時には「仙一郎」という名前でした。実は、執筆を開始した当初は長男の設定でして、後付けで次男坊となったという経緯があり(その時にはウェブ公開をはじめていたので、仙一郎のままでした)。改稿にあたって、次男なのに一郎はまずかろうとあれこれ検討し、「仙之助」と相成りました…
 
 書影の公開は今少しお待ちいただきますが、これがもう…とっても素敵です。担当様と無茶苦茶いいですね…!と興奮していました。早くお見せしたいです。
 また続報をお知らせしたいと思います。
 お読みくださりありがとうございました!
 

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