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差異と価値について〜私が海外のアパレルを輸入/展開するまで〜1

こんにちは、真吾です。今回は、私が考えさせられた差異についてお話ししたいと思います。

職業・職種・役割っていろいろありますよね。

たまたま私は前職で洋服の企画に約8年関わりましたが、

その関係で、WEBデザインの方、システム構築の方、店舗設計の方、法整備の方、プレスリリースの方、商社の方、お酒造りの方、そしてもちろん生地・縫製業の方、付属品(ボタンやタグ)の販売の方など、と多くの方の背中を見て学ばせていただきました。

きっと皆さんもそうだと思います。


さて、今日の話は、「差異」の話です。

「差異」あるところに「価値」が生まれます。

古くから、銀行は未来のお金と現在のお金の「時間の差異」から価値を作っています。

大航海時代の船乗り。投資家たちは、「場所の差異」から価値を作っています。

大学の先生は「生徒との知識の差異」から、

文筆家は「一般の人との観点の差異」から。

この差異を見分けられる、作り出せるかが「価値創造」のかなめと思います。導入で触れた職種の方々も、差異による価値創造者の一部といえます。

この後数回にわたり、私自身が経験した差異の見分け方とその難しさ、また価値創造に至るまでを記していきたいと思います。

特に海外に住んでいる、海外に出張に行く機会が多いい方には、もしかしたら役に立つかもしれないと思って祈りながら書いています。


メルボルン(オーストラリア)の街のもつ差異について

まず何よりリラックス!そして、ナチュラル・ヘルシー。

メルボルンはさらに、自然と都会の融合、アート・カフェなどの文化を感じられる。

一般の人が感じるメルボルンの印象であり、私が実際に感じたところでもあります。

そしてこれがメルボルンの持つ差異と言えます。

商材選び①

そう言う街ですから、自ずとそういう服や商材が多くなります。

そして同じ傾向の商材の方が日本に展開する際に、差異が際立ち説得力になるでしょう!

(たとえば硬い印象のYシャツ✖️メルボルン産は効果が薄い)

商材選び②

私の場合は服ですが、ここオーストラリアではエシカル認定というものがあり、工場とその工員さんを正しく美し守っていこうとする文化があります。

その称号が与えられた工場との協業を、各アパレルは誇りを持って主張します。筆者はこの考えにとても感動しました。

この国を挙げてのエシカル尊重と推進も、差異になります。

※日本の「Jクオリティ」はクオリティについての純日本産の度合いを示す尺度で、近いけれど遠い印象です。。

商材選び③

私の選んだ商材の一つはTシャツです。

クオリティの良さに腰を抜かし、
オーナーさんの寛容さ・優しさに胸を打たれ、
さらにエシカル認定された工場との協業に脱帽しました。

改めて「マーケットはあるのでなく、作るもの!」と言うことを実感しました。

Tシャツは某U社がいれば一生困らないし、もしもう少しいい物が欲しければ、それも一生困らないほど日本に商材は溢れています。

でも心の豊かさはどうか?買って着て・着続けて満足できるものはあるか?

その答えが今回導入するTシャツでした。

なるほどcoolで物も良くて、そしてエシカルで、リーズナブル。

この総合得点が差異と価値(市場)を生み出しています。

何を輸入するのか?

そうです、結局のところ物の消費は日本は飽和しています。

そこでなくて価値の輸入を試みられてください。

私の場合は、エシカル(工場さま尊敬)・cool・そしてMade in Melbourne。

皆さんの感性で素敵なストーリーが生まれることをお祈りしております。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

真吾



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