朝日記
暗い朝日が出窓から差し込む
時計を見るとまだ8時前
鳴る前の目覚まし時計を止める作業は今年に入っても数えるほど
きっと今日は何かが違う日なのだろう
そのまま身体をゆっくり起こすと
部屋が寒いことに気づいた
窓が3センチほど開いていたらしい
昨日の自分に文句を言いながら立ち上がった
起きたということは生きているということ
また今日もご飯を食べて動かなければならない
起きたということは死んでないということ
好きな人に会いに行ける日がまた1日遠のいた
お湯をいつもよりたっぷり沸かし
吉祥寺で買った残り少ないコーヒーを挽く
お湯をドリッパーに注ぎながら
同時に玄米茶を淹れる
寒いのは誰のせい?
そう、昨日の自分のせい
でも昨日は残業も頑張った
だから許してあげようよ。なんて
頭の中の私たちが
今日もみんなで話してる
頭の中の私たちが
今日も私を慰める