ブレイブ・ワークが目指す組織と人材育成のあり方/代表取締役 笹木将太 インタビュー後編
営業支援を通じて企業の成長を支える株式会社ブレイブ・ワーク。独自のコンセプト「セールス・クリエイション」を掲げる同社にて、インタビューの後半では、どのような組織づくりと人材育成を進めているのか。代表の笹木将太(@shota_sasaki_bw)に、その理念の裏側を伺った。
<前編はこちら↓>
インタビュアーは、前編に引き続き同社でIS(インサイドセールス)を担当する大日向が務めます。
■ 多様なバックグラウンドを持つメンバーが集結
ーー大日向:現在のメンバー構成と、役割分担について教えてください。
笹木:
ブレイブ・ワークのメンバーは現在20名ほどですが、実に多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっています。営業出身者はもちろん、事業会社の経営企画や人事、コンサルティングファーム出身など、様々な経験を持つメンバーがいますね。
役割としては、大きく分けて3つあります。
クライアントの商材をお客様に伝え購入を促す「フィールドセールス」、商談機会創出を行う「インサイドセールス」、そしてクライアントの構想や方針、商材、マーケット等を深く理解し営業戦略や改善提案、営業仕組みづくり、プロジェクトマネジメントを担う「プロジェクトリーダー」です。
この3つの機能が連携することで、クライアントの営業課題を総合的に解決していきます。
この他にもリスト作成等、各プロジェクトの下支えをしてくれているチームもあります。
■ 一人ひとりの個性と挑戦を応援する
ーー社員やメンバーに対して、日頃から意識していることは何ですか。
笹木:
まず何よりも大切にしているのは、一人ひとりの個性と、その人なりの目標を応援することですね。
メンバーによって目指すものは様々です。キャリアアップを目指す人、プライベートとの両立を大事にする人など、スキルを磨きたい人。
一言でスキルを磨くと言っても、今持っているインサイドセールスというスキルの質をさらに向上させたいのか、インサイドセールスのスキルを深めるのではなくフィールドセールスに新たに挑戦したいのかといった具合に、何をしたいかどうなりたいかは人それぞれだと思います。
ただ、どんな目標であれ、その人の大事にしていることを尊重し、全力で応援する。それがブレイブ・ワークの基本スタンスです。
なぜそれをやりたいのか?の「なぜ」の部分について、日頃からコミュニケーションを取るように意識しています。メンバー一人ひとりがどうなりたいか、何を大事にしているかを大切にしたいですね。
ーー笹木さんから社員やメンバーに対しての想い、伝えたいことはありますか。
笹木:
メンバーには「ブレイブ・ワークに関わる営業の仕事って、頭を使ってこんなにワクワクするのものなのか」というところに共感してほしいと思っています。
「今はできないこと」に果敢に挑戦する姿勢を大切にしたいんですよね。どんな物事でもうまくいかないときはもちろんある。ただ、うまくいかなくても落ち込む必要はないし落ち込まないでほしい。うまくいかなかったなら、うまくいく方法を考えればいいだけなんです。
例えば100パターンの中に正解が1つだけあるとします。正解にたどり着くために、思考→実践→失敗を3回繰り返したとしてもそのプロセスには必ず価値がある。うまくいかない方法を3パターンも知ることができたからです。
特に営業は結果に至るまでのプロセスがあっていたのかどうか、結果が見えるからこそワクワクする。失敗を繰り返しながらも成長することができる。
そんな「挑戦と学び」の姿勢を大切にし、事実から目を逸らさずに常に考える習慣を身につけてほしいと願っています。
■ クライアントの真のニーズに応える
ーークライアントに対する想いについて教えてください。
笹木:
営業支援という仕事柄、クライアントのニーズに誠実に向き合うことが何より大切ですよね。ただ、本当に大事なのは、表面的な要望に応えることではありません。
クライアントが抱える「本質的な課題」は、現場の声に耳を澄ませなければ見えてこない。だからこそ私たちは、営業の最前線に飛び込み、お客様の生の反応を肌で感じることを大事にしているんです。
時に、クライアントの意識していない潜在的な課題が見えてくることもあります。そこで得た気づきを言語化し、新たな提案につなげていく。表層的なニーズ以上に、真に価値あるソリューションを届けること。それこそが、ブレイブ・ワークの使命だと考えています。
■ 多様性を尊重し、互いを高め合う仲間を求めて
ーー今後、どのような人材と一緒に働きたいとお考えですか。
笹木:
ブレイブ・ワークが目指すのは、様々なバックグラウンドや個性を持つ人材が協働する、ダイバーシティに富んだ組織。シングルプレーヤーではなく、仲間と共に成長できるメンバーを求めています。
具体的には、できないことに対して「できるようにするためにはどうすればいいか?なにを?いつまでに?」と考えられる人、「努力・失敗・経験数」に価値を見出せる人、私自身の視野を広げるためにも自分と全く価値観の違う人、、、と理想をあげるとキリがありません。
ただ、強く求めていることは「誠実で嘘をつかない人」「素直な人」「考えることが好きな人」ですね。
もちろん、営業のスキルや経験も大切な要素ですが、それ以上に重視したいのは、他者の意見も尊重し謙虚に学ぶ、誠実に向き合う姿勢です。誰もが独自の価値を持つ存在である。そんな当たり前のことを、常に意識できる人と働きたいですね。
■ 「気づきを提供できる組織」であり続けるために
ーー最後に、目指す組織やカルチャーについてお聞かせください。
笹木:
ブレイブ・ワークは、営業支援を通して、クライアントに様々な選択肢を与えられるような存在でありたいと考えています。
表層的なご支援だけで成果を上げたとしても、クライアント自身が本質的な課題に気づかず再現できないのでは外注し続けるしか選択肢はなくなってしまいます。
営業プロセスを重視するブレイブ・ワークならではの、思考する・分析する力。これを続けていくことで「この会社の売り方はこれ!」という言語化ができ、クライアントにもその気づきを提供することができる。
ノウハウがあれば自社での活用もできるし、クライアントの選択肢も広がりますよね。これこそがセールス・クリエイションの価値だと思っています。
ブレイブ・ワークのミッションは「営業をワクワクする仕事に」。メンバー自身が心からワクワクできる環境を作ることはもちろん、社会全体の営業パーソンがワクワクするために気づきを大切にしていきたい。
そのためにも、組織として目指すことはクライアントに対して誠実に向き合い、ダメなことはダメと言える関係を築ける人、クライアントが達成したい本当の目標に損得勘定なしに提案できる人を増やすこと。
そして、そんな組織の実現のために「社内での学びの促進」「果敢に挑戦する」「失敗を恐れない」カルチャーを作っていきたい。どんなことでも「できない」と簡単に諦めるのではなく、「どうすればできるか」を考える習慣を、組織の隅々まで浸透させていきたい。そんな文化があってこそ、イノベーションは生まれるはずです。
ブレイブ・ワークという「場」を通じて、一人ひとりも組織も、日々成長し続ける。それこそが、私たちの目指す姿です。
ーー前編から後編にかけて貴重なお話をありがとうございました!ブレイブ・ワークの更なる飛躍のために尽力していければと思います。
笹木:
こちらこそありがとうございました。ブレイブ・ワークは「営業の価値を再定義する」という大きな目標に向かって、これからも挑戦を続けていきます。
私たちの取り組みにご興味ある方はぜひ気兼ねなくカジュアルにご連絡していただけると嬉しいです!
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