ロンドンでホームレスに現金を直接給付したら・・・
何年か前に、エノ・シュミット氏が日本に滞在中、ぜひベーシックインカムに反対する経済学者の井手英策氏との討論して欲しいという声があって、やったことがある。録画してあるので、どこかのタイミングでリリースしても面白いかもしれない。確かその時だったと思うが、エノが取り上げたのが、この話だった。ロンドンでの社会実験。当時、どんな福祉政策をやってもホームレスを定住化させることができなかったが、現金を給付したとたん、彼らは自分で家を見つけて住みだしたと。そして、福祉政策としては、それが一番効率が良いことがわかったと。困っているような人に、ああしたらいい、こうしたらいい、ああしてあげる、こうしてあげると言っても、人はその通り動かない。でも、現金を渡して好きなようにしたらいいよと言ったら、自分で選択して健全な道を歩き出す。たぶん、そうに違いないと思っているけど、実際に実験があるのなら、それをもっと詳しく知りたいと思った。
でも、その後、何度か本人と会う中で、その時は忘れてしまってて、結局聞かずじまいだった。
たまたまネット検索をしていたらブレグマンのTEDでのスピーチを発見して、それを見ていたら、この話を詳しく紹介していた。以下、翻訳です。
このスピーチの中で、ブレグマン は言う。
I know, it also sounds like a Utopian fantasy, something that will never come true, especially not in our lifetime.
But I want to remind you beforehand: Utopias have a tendency of coming true.
Just think of how the end of slavery, equal rights for men and women, and democracy, they were all regarded as impossible ideals, once.
But in history, there is something called progress.
そう、ユートピアは実現しようとするんだよ。
奴隷制を終わらせること、男女平等、デモクラシー、みんなかつては実現不可能な理想だった
TEDのスピーチはこちら
https://www.youtube.com/embed/fg54Quin6iU?rel=0
最近ブレグマン はベッペ・グリッロのブログにも投稿してて、これが全文訳です。これも本当に素晴らしい。
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