自己紹介
はじめまして。
英語コーチの佐々木翠(みどり)と申します。
私は日本で生まれ育った日本人として
日本、アメリカ、ドイツで研究の仕事をしてきました。
アメリカでは現地の大学で、
・大学院生に研究を教えたり
・ディスカッションをしたり
・プレゼンをしたり
・人の面接をしたり
・自分が面接されたり
・会食やパーティーに出席したり・・・
他に一人も日本人がいない職場で
英語、英語、英語、の毎日を送っていました。
◾️同僚も呆れる英語力
今でこそ英語は好きですが
20代の頃はまったく話せず
外国人の応対をしている私をみた上司や同僚が
「佐々木さん、そんなに英語苦手なの?」
「ちょっと、こんな単語も知らないの?」
と呆れるほどでした。
実際 "How are you?" という挨拶ですら
フリーズして返答できないレベル。
・・・からかわれても文句は言えません。
◾️英語はできなくてもいい?
私は理系出身だったこともあり、若いころは
「仕事ができれば英語はできなくてもいい」
と開き直っていたのですが、
仕事をすればするほど
英語の必要性を痛感。
「これはまずい・・・」
「英語を避けていたら情報収集すらできない!」
とだんだん危機感を感じるように。
さらには
「アメリカで最新の科学に触れたい」
という気持ちも出てきて
20代後半から英語学習をはじめました。
◾️自己流学習で”なんとなく”経過した2年間
ところが、です。
・英会話教室
・参考書
・音声教材
・字幕なし海外ドラマ・・・etc
目の前のノウハウに飛びついて
時々勉強してみるものの
まったく上達しません。
◾️海外出張での英語ストレス
結局、1年経っても2年経っても
なんの変化を起こせずにいました。
海外出張へ行くたびに感じていた、
「また言いたいこと言えなかった」
「何言っているのか理解できない」
「ディスカッション出来ないのに、私いる意味あるのかな・・・」
という、暗い気持ち。
あるときは英語のストレスに耐えきれず、
出張先のボストンでレストランに行かなくて済むように
日本から非常食(お菓子やレトルト)を持参して
空腹をしのいだこともあります笑。
◾️それでも渡米できた理由
そんなに苦手だった英語ですが
その1年後、
私はアメリカの大学で現地面接を受けて
見事合格し、アメリカに引っ越すことになりました。
英語力ゼロから
面接を受けられる程度に上達したのは
「他力に頼ること」を知ったからです。
それまで「英語をなんとかしたい」という気持ちを
恥ずかしくて誰にも言えずにいたのですが
2年間の自己流学習があまりにも無駄に思えたこともあり
思い切って海外経験者に相談することにしました。
仕事の専門雑誌で見つけた何人かの人に
アポを取ってオフィスまで会いに行ったことも。
「自分なんかが相談して笑われるのでは・・・」
という心配とは裏腹に、
勇気を出して相談してみたら
いろんなエピソードやアドバイスを頂けたのです。
◇ 海外での体験や失敗談を聞かせてもらう
◇ 自分の書いた英語メールや手紙を見てもらう
◇ 勉強法にコメントをもらう
◇ 定期的に状況報告をする
こんな感じで
彼らは細かく英語を教えてくれたわけではないのですが、
英語の不安を相談できるサポーターとして
「モチベーション保持」に絶大な効果を発揮しました。
◾️解決策は<英語そのもの>ではなかった?
経験者の話を聞いているうちに
「英語=つまらない」と思っていたのが、
「英語=仕事のチャンスをくれる!」と分かったことで
飽きっぽくて継続力のない私でも
ゴールを見失うことなく
英語学習を続けられるようになりました。
一人で秘訣やノウハウに凝るよりも
応援してくれる人と一緒に
継続することの方がよっぽど大事なのだと、
このとき知りました。
◾️アメリカでは大変だったでしょ?と言われるが・・・
渡米してからも
英語の勉強は続きましたが
実は、一番大変だったのは
日本で経験した「ゼロ→イチ」の部分です。
誰かと一緒に、最初の壁さえ乗り越えることができれば
そのあとは拍子抜けするくらい楽になるのですね。
そしてアメリカで思ったのは・・・
「日本人の平均仕事クオリティーって、最高レベルなんだな」
ということ。
(日本では「当たり前」「普通」だと見なされる仕事が
全然できない or しようとしない人がたくさんいました)
でも、私はそれに気付くのに1年くらいかかりました。
英語を喋れる人が全員天才に見えたからです。
◾️オランダ人から見た日本人
あるとき、学会で会ったオランダ人から
こんなことを言われました。
「オランダは小さな商人の国だから
英語が喋れないと生き残れない。
日本人が自国の言語で仕事ができるのは羨ましいけれど
(日本人は)アイディアも技術もあるのに、表現で損をしている。」
表現で損をしている--。
認めたくはないけれど、その通りだと思います。
英語に気後れしていること。
苦手意識があること。
それだけですごく損をしている。
仕事の質も熱意も高いのに!
◾️今の活動
このことは日本を離れていたことで
特に感じるようになりました。
◇日本人がもっと海外で活躍できたらいいのに
◇日本人が自由に外国人とコミュニケーションできたらいいのに
こんな思いが強くなり、最近になって
英語学習や外国人とのコミュニケーションに
悩む方の相談にのる活動を始めました。
もちろん世界の言語は英語だけではないけれど、
英語を味方につけることで
ビジネスのチャンスも
海外旅行の楽しさも
もっと大きく広がります!
昔の私のように「苦手」の一言で済ませているのは
もったいない!
そう考えています。
今後、ゼロから英語学習をはじめた一学習者として
役立つ情報や近況報告をしていきたいと思っていますので、
皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
佐々木翠
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