映画 Passenger を見た。
昨夜というか、今朝というか
夜中も夜明け直前、そんな時間帯に
映画 Passenger がテレビで流れていた。
なんだか、ボーっとしている。
ついさっきまでお仕事でパソコンにへばりついていたものだから、そこから解放されて精神的な部分も肉体的な部分も力が抜けていた私には、とても素敵な魅力的な映画だった。
きっとそんな状況じゃない人が見ても素敵な映画だと思うので、ぜひ、誰か見てほしい。
あれ、すごくいい物語だし面白かった。単純にそう思っている。
インテリアや洋服もオサレで洗練されていて
「近未来」というよりも、こういうのが今欲しいな、素敵でいいなって小物ばかり。
よくあるでしょ、近未来の設定になると突然、メカニックなぴったりスーツとか、意味不明な奇抜なデザインの洋服になってしまうの。あれ、なかなか心のどこかでずっと引っかかっていたりする。
でもこの映画はそれがなくて、逆に、魅力的な部分だった。
わがままを言えばもっと映画としての物語の深さが欲しかった。
2時間くらいの枠では足りなかったのかな。
電気工学や宇宙船のメカの部分をもっと面白くできたら
男性の方は面白がるだろうし、
宇宙船というよりも近未来のリゾートホテルのような空間を
もっと緻密に映像化できたら、美術面でも素晴らしいだろうし・・・
広大な空間に閉じ込められた。
しかもたった一人だけ目が覚めてしまって・・・
そういう設定はこれまで映画の設定でよくあるけども
大抵はエイリアンが出てきて、それとの攻防戦のほうに話の中心・感心が行ってしまい、宇宙船での生活とはどんなものか?ってシンプルな視点はなかったように思う。
私自身が映画にとても知識があるわけではないから、大きな賞をとったり話題になった映画がテレビ放映されたものを何気なく見てきた、そんな私だから知らないだけなのかも。
そんな特別な設定の精神描写・行動描写をもっと知りたいと思った。
きっとそれは、ある意味、コロナで自宅待機を余儀なくされた自分たちを映画の登場人物に重ねて見ていたのだろう。もし、今後もそんな世界がしばらく続くならば、少し違う暮らし方の視点・考え方をシェアリングしたいという欲求が私の心からチラッと顔を出したのかな。
人間を冬眠させる機械に入って宇宙の別の星に移住するとか
これまでも、なかったわけではない未来旅行の設定。
この映画 Passenger では
人生よりも長い時間、眠り続けて目が覚めたら移住先の惑星に着くことを目的として5000人の人が冬眠した状態で宇宙船に乗っている。
映画の中ではその旅の途中のお話。
地球を出て移住を覚悟した時点で
友達や家族とはある意味、生き別れ状態になる。
距離的にも時間的にももう二度と会えなくなるとか
そんな別れ方が増えるんだな・・・
それから、新しい技術に伴って人との出会い方にも新しい形が生まれる。
人と出会うってことはさまざまな感情のぶつかり方も増えるってことなんだ。
ああ、そうか・・・
技術の進歩とともに希望や新しい選択が増えるけど
辛い選択や悲しみも増えるんだなって
人生のプラスの部分ばかりが増やすわけではないんだ。
技術の進歩って選択肢が増えるんだってこと、ずっとわかっていなかったな。
珍しく、何気なくみた映画にとても感化され、感想を残しておこうと思ったのでした。
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