部活における暴力事件について思うこと【シン・11日目】
スポーツ現場における暴力は残念ながらなくならない
なくさなければならないけれども,なくならない
そして,さらに残念なのは,大人通しではなく,大人が子供に暴力を奮っている
日本のスポーツは本当に,本気で大きく変わらなければならないと思う
発信力,行動力のある室伏さんが長官をやっているうちに,なんとかならんものかと...
私は小学生に上る前からサッカーを始め,大学生のサークルまでやった
小学生では,サッカー少年団に所属し,入団者の減少や新チーム設立などにより2つほどチームに参加した
所属していたサッカーチームでは暴力はなく,サッカーを楽しみ,みんなでうまくなっていこうという雰囲気があるチームで,所属していることに小学生ながら誇りみたいなものはあった
とある大会で,同じ地域で活動していた大きめのチームと試合をすることになった
試合が進むにつれ,指導者は熱くなり,選手もより一生懸命にボールを追いかける
ある選手が交代を告げられ,グラウンドを出る
監督の前に交代した選手が立ったとき,その監督は履いていたスパイクを脱ぎ,選手の頭をぶっ叩いた
保護者は見ていても何も言わない
なぜなら,その監督が選手を罵倒したり,ぶっ叩くことは有名で,だけれどもチームが強いので,保護者はそのチームに入れたがった
もう何十年も前のことだが,選手が叩かれたりしている場面はそれなりに覚えているし,なんならグランドを覚えている
何十年も前であれば,まぁ,そんな指導者であってもついてく選手や保護者はいたでしょう
でも,時代は進み,スポーツの環境は大きく変わった
それでも,指導者,そして保護者の意識は大部分が変わっていないと感じる
今回の事件は,いわゆる氷山の一角だと思う
チームや選手の強さは全く関係なく,今,どこかでぶん殴られている選手がいると思う
本当になくさなければならない
私は,スポーツ栄養士という立場で,選手,指導者,その他スタッフ,保護者と関わるが,栄養の面だけでなく,何か色々アンテナを張っておく必要があるのだと思う
今回のこの事件について,著名なアスリート,元アスリートがコメントしている
スポーツに関わる多くの人々,これは立場は関係なく声を上げていくことが,日本のスポーツ環境の発展につながっていくと強く願いたい