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ある日トツゼンの辞令
こんにちは。
ササキ夫婦のツマです。
あれこれ語る始まりの部分です。
仕事中、オットからLINEが来ました。
ちらっとApple Watchを見て思わず二度見。
「ベトナム駐在だって」
ん????
そんな今日の晩ご飯カレーだよみたいなテンションで。
ドッキリか?打ち間違いか?
「ん????」
と返すと
「ベトナム駐在行ってほしいって上司に言われた。
詳細は夜話す。」
いやいやいやいや、おいおいおいおい。
気になるよ、予告編かよ、本編入らないのかよ。
オットからも続報はなかったので、
何事もなかったかのように仕事に戻るが、
タイピングミスが著しい。
自分で自分が動揺していることがわかった。
その後の仕事は案の定集中できず、足早にお家に帰る金曜日。
帰ってきたオットからのが情報はこれ。
・ベトナム行ってらっしゃい
拒否権はないよ
・任期は分からないよ
まあ、短くても3年くらいかな
あ、10年以上行ってる人もいるけどね
・奥さん連れてってもいいよ
その場合滞在ビザだから働かないでね
ツマの第一声
「え、私、仕事辞めるんすか…?」
オット「着いてきていただけるなら…」
ここ数年で一番申し訳なさそうな顔をオットがする。
実は、私半年ほど前に転職したばかりなのです。
ほんのりブラックのメーカーを辞め、
超絶ホワイトの会社に転職したばかりだったのです。
定時に上がれる幸せ、
深読みしない程よい距離感の雑談、
そんでもって給与も上がる
という、超絶幸せな転職を獲得した後だったのです。
けれども、この時点で私の中には付いて行かないという選択肢は限りなくゼロに近かった。
理由としては、端的に申し上げると私が「オット大好き」にまとまるのだが、詳細は下記の通り。
•過去(交際時)に、オットが1年間の海外留学をしていて遠距離を経験しており、
遠距離で関係性を良好に保つ難しさを痛感していたから。
•子どもがおらず、今後授かる予定もないので、身軽だから。
•夫婦二人暮らしで頼れる身内が近場におらず、基本お互いで支え合うしかないから。
•海外駐在はオットの目標であったから。
とは、言っても自分のキャリアを捨てるのは断腸の思いだ。
あの苦労の転職活動はなんだったんだ。
もし戻ってきたら私のキャリアはどうなるんだ。
今なお悩みは尽きないが、オットと離れる方が百万倍辛い。
「付いてくよ〜付いてくしかないじゃん〜」
半泣きと言えども、付いてくと即答するツマはなかなか居ないぞ。
感謝しろ、オット。
べそべそしながら、黙ってついて行くのはなんだか癪だと思い、絞り出した条件がこれ。
「あっちに行ったら、猫が飼いたい」
長年の夢1個くらい叶えられないとやってられないよね。
(現在、都内ペット不可賃貸物件)
ちなみにオットは善処するとの回答ののち、
「あっち猫食文化あるよ」
とのことでした。
無事にベトナム行けるのか?
ベトナムで生きていけるのか?
猫と暮らせるのか!?
乞うご期待。