神戸戦:やるぞ!
いきなり試合関係ないマンガの話書くけど、先月出会ったこちらの作品が面白くも恐ろしい。今週末はドラマもスタートする予定です。
このマンガの最新7巻が「不振にあえぐプロ野球選手に向けられる罵詈雑言」で、チームが情報開示請求に動くというお話。読むとあまりにも他人事でなさすぎる様子が描かれていてまあまあ血が凍ります。今ちょうど1巻はいろんな漫画配信サイトで無料で読めるサービス中なんで気にならなくても読んでみてほしい。「リツイートしただけじゃない」「自分だけじゃなくみんな書いてるし」が通用するかどうかを。
といっても自分がフォローしているTLが罵詈雑言が標準だったら気が付かないよね…
SNSがチームをとりまく世界のすべてなどでは全くなく、いろいろな立場でいろいろな有り様で、いろいろな表現で応援している人達がいる。
逆にSNSがどれだけ盛り上がっていようと、実際に人が動いていかなければ世界は変わらないって思ってる。ネットに力はあるけどその力だけで戦えるはずがない。
今年はゴール裏で応援していて、徐々に中央に近づいていってるんだけど、コロナ前はこのあたりは人がいっぱいで入れる隙間がなかったよなあと思ったり。そして中央に近くなっても、応援の声量が本当にないなあって序盤は思った。SNSは喧しいのにリアル声援は小さいって本当に寂しい。ただそんなしょぼかった声が試合が進むにつれてどんどん大きくなっているのが感じられ。たくさん失望してきた今季、最初のうちは期待のなさが声にも現れていたのかな。
目の前の状況を把握した上で見境なく声を上げ続ける事は求められても簡単なことではない、けど一方で、声が上がってきたというのは見ているサッカーが明らかにこれまでと違うとみんなが感じた、その証左と言っていいのでしょうね。
得点力のある選手達が帰ってきて、新しく加入した選手が既に大車輪の働きをし、且つ途中交代も積極的な理由で選ばれたと思しき選手達。地獄のような日々にも確かに成長している痕跡を見る。それでも勝てなかったけどそれはそれとて。
新潟・鹿島と敗れて順位表は見事な一人旅になってしまっていた。それを直視するのはなかなか辛いことだった。でも天皇杯で久しぶりに盛大な(※言い方)試合をして、何か頭のネジが気持ちよく飛んだ音はした。
降格争いというネガティブではない、タイトルを取るというポジティブしかない試合が、堂々と振る舞える大会がまだ2つも残ってる。やらいでか。そしてその状況をなんならリーグ戦を戦う上でうまい具合に使えたら位には思ってる。今更ビビるようなものなんもないっしょ(と意気揚々に書いた次で終わるというのは是が非でも避けたい)(がんばって)。
リーグ戦でどうしようもなく果てしなく勝ててないのも、カップ戦ふたつとも勝ち残れている数少ないJ1クラブだってのも、どっちも今年のチームの実力なんだよね。
チームに対する「何だいそれは」は呑み屋で友達と管巻きながら散々やる。売るほどありますからね何だかんだ言っても。誰か一人だけが悪いとかは思ってないですけど!
ただ誰が見てるかわからないインターネットでは「やるぞ!」とだけ書く。これを見た誰か知らないサポや関係者が「やるぞ!」と思ってくれたらそれでオッケー。そのくらいのもんだわ。
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